手紙～急白 支援員さんへ～

就労支援事業所にて
私は支援員さんにお願いする。

「応募書類の添削をお願いしたいです」

「OK！(カレンダーを見ながら)
すぐに時間がとれんので･･･
データでのやり取りにさせて！
次に会えるのは、この日やから
なんかわからんところあったら
その時に話そっか」

「ハイ！ありがとうございます！
忙しいところ、ごめんなさい･･･
よろしくお願いします」

「ハーイ。待たせるけど、ごめんよ～。
がんばろうね」

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翌日。

事業所にて、PCを開き、USBを挿入して
応募書類のフォルダを開く私。

ファイルが更新された時間は･･･

20:10

！？

クリックして開くと
びっしりとアドバイスが。

文章を修正したり、考え直したり。
ほかの支援員さんにもアドバイスいただきながら
なんとか書き上げられた。

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急白　支援員さんへ

いつもありがとうございます

見学希望や体験利用の方の対応、
今いる利用者の対応、
見学や面接への同行、通院同行、
職場定着支援、学校や企業への訪問、
実習受け入れ、関係機関との連携、
事業所の運営、月初の請求業務･･･

たぶんもっと、お仕事ありますよね？
時間外もやらないと
終わらないくらいに

利用者への対応も難しいですよね
きつい言葉を投げられることもあって
物や手足が飛んでくることもあるでしょう

利害も気持ちもいっぱい飛び回る世界で
本当にお疲れさまです

心から尊敬しています

あなたは
とっても聞き上手で
強い信念のある
かっこいい人です

あなたは
あたたかくて
人を想う心がある
優しい人です

あなたの目の前にいる人が
病気になって、障害があって、
どうすれば良いか分からなくなった
誰にも相談できず苦しかった
最悪の経験をして
人を信じることが出来なくなった
無理解にさらされ、自分を殺し続けて
意思を失った

その状態から
再び前を向けるようになった
相談できる場所を作れた
人を信じられるようになった
意思を取り戻し、自分の人生を手にした

それは、まぎれもなく
あなたが成し遂げたことです

あなたが諦めずに
信じて待ち続けたからです

あなたが心を砕き
笑顔を向け、励まし、
背中をそっと押してくれたからです


聞き上手の才に気づいてくれて
ありがとうございます

自分の経験や思いを
形にしたい、役立てたいと考えてくれて
ありがとうございます

想ってくれて、信じてくれて
ありがとうございます

支援職を選んでくれて
ありがとうございます

どうか
今夜、あなたが心穏やかに
眠れますように
孤独を感じていませんように

あなたがあなたの幸せややりがいを
あなたの感情で味わえますように