【第0話】ふり返り【障害者の就活事件簿】
私には、一般枠と障害者枠の
両方で就職活動の経験がある。
一般の就活では起きなかったこと、
「これは本当にあり得ない」という
もはや『事件』と称せるケースを紹介。
全ての企業がそうではありません。
あくまで一例です。
この第0話では
私がどんな流れで就職活動をしたか
就職活動の方向性などを共有する。
【第0話】それでも信じて【障害者の就活事件簿】
学歴・専攻
専門学校(3年制学科)卒業
分野:医療(情報管理)
障害者雇用を選ばなかった理由
一般雇用の就活をしていた当時、
私は両目が見えていた。
白杖を持つほど視力は悪くなく
きちんと見て歩くことはできていた。
気になるところといえば
ASD(自閉スペクトラム症)の特性で
初対面や不特定多数の人との
コミュニケーションが難しいことだった。
しかし、私の専攻・希望職種は
外部の人と関わることがない業務で
慣れてしまえば、なんの問題もない。
つまり、配慮がいらなかったのだ。
臨地実習も、配慮なしで好成績だった。
方向性・将来
専門職として経験を積んだ後
母校に先生として戻ってくることを
目標にしていた。
誰かになにかを伝えることが
私は好きで
自分の知識・経験を伝えることが
もっとも得意だったからだ。
そのため、新卒での就活は
あくまで専門職としての経験の場作り。
・がん診療連携拠点や特殊な外来、
医療分野の研究施設が併設されているような
大規模な病院
・現場を何ヶ所も回ることができる
人材派遣会社の正社員
この2つに絞っていた。
一般雇用の就活
①【学校からの推薦】
がん診療連携拠点病院
勤務 月~金:9時~17時
土:8時~12時(日・祝休み)
給与 月192,000円(手取り)
②【ハローワーク紹介】
人材派遣
派遣先 地域医療支援・特定機能病院
勤務 月~金 8時~17時
給与 情報管理:月185,000円(手取り)
医療事務:月152,000円(手取り)
専攻の流れ・日数 ★注目★
①学校で説明会・質問
→病院見学
(→希望者は1日実習)
→書類選考→4日待機
→筆記試験→7日待機
→一次面接→5日待機
→二次面接→5日待機→合否通知
総待機日数:約25日
②ハローワークで紹介状発行
→書類選考→3日待機
→説明会と一次面接のお知らせ(郵送)
→説明会・一次面接(同日)→7日待機
→二次面接→10日待機→合否通知
総待機日数:約20日
上記2ヶ所のほかにも4ヶ所受験したが
全て、次の段階に進むまでの
待機は10日以内だった。
応募から合否通知まで
長くても40日ほどに収まっていた。
新卒で入社、しかし・・・
結局、②に就職したが
内定をいただいた後から不穏に・・・
詳細はコチラのnoteへ
簡単にまとめてしまえば
配慮を押しつけられた上に
給与を下げられたのだ。
もう『働く』ということが
怖くなってしまった。
障害者雇用の就活を決断
配慮なしで働くには
あまりにも心身がボロボロすぎたので
障害者手帳を使って、就労支援を受けて
自分に足りない力を補完したり
新卒の就職で追ってしまった
働く事へのトラウマを払拭したりしてから
出直すことに決めた。
方向性をチェンジ
就労支援を利用し
支援員さんたちと話していく内に
自己実現と収入を得ることを
同時にやるのは、難しいと考えた。
なので、重要な条件を
『やりたいこと』から
『働き続けやすいこと』に変更。
どちらかの条件に合うものに
応募していくことにした。
【完全在宅の場合】(出社しても月1回まで)
・週25時間まで
・事務方
・午前中に仕事を終えられる
【通勤の場合】
・週20時間まで
・事務方・軽作業
・通勤時間は片道2時間以内
・乗り換えは1回まで
・最寄り駅から徒歩15分以内
就労支援事業所で
担当支援員のお星さんを始め
多くの支援員さんたちに
面接練習や書類の添削をお願いして
就職活動を進めていった。
結局、22ヶ所
見学・説明会への参加・応募・実習で
関わった。
様々なケース・流れがあったので
覚えている限り、noteに残していくが
今回の3ヶ所は・・・・・さすがに
『事件』な対応をされたケースである。
※企業名は伏せます。
【第1話】
【第2話】
【第3話】