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「AI時代、ライターはどうなる?」の名答、この本にあり。

さとゆみさん新著書「本を出したい」309ページ、ノンストップ(トイレ・食事以外)で読了した!というか止まらんかった。

ChatGPTは「この私」にはなれない、絶対に

「本を出したい」より抜粋

このフレーズにずきゅん!古
ほんまコレよ!約40年の人生、AIに秒でまとめられてたまるかい!!言葉にならん、映像があるんよ。多分。間違いなく。きっと。

やっぱ、さとゆみさん好っきゃわー!と居酒屋で酒を片手に語り合っている気分になる(勝手に)。

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最近、Cloude3の話題を耳にして
「ほぼ人間と変わりないスキルやん。というか人間よりはるかに効率的。近い将来、AIが記事や書籍を書くようになるんか…」

「ほな人間ってAIを操るだけ?えー…つまらんなぁ」と思った。

私は、インタビュイーの言葉や声色から意を汲んだり、一見すると無関係な事柄同士がひょんなところで結びついたりする「想定外」の感じがたまらなく好き。点と点がつながる、あの快感を味わうために書いている(もちろん生活のためでもある)。

なんともいえん気持ちになりながら、

「自分は、AIが書いた記事や書籍を読みたいと思うか?」と問いかけてみる。

答えは迷わずノー。知らんまま読むことはあるやろうけれど、ほんまに悩んだとき、AIが書いた文章を自ら読もうとは思わない。

さまざまな考えがあると思うが、私はやっぱり血の通った人間が書いた文章を読みたいなぁ。この感情がどこからくるものなのか、今の私には説明できない。

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今年の正月に中3の娘さんがいる親友と飲んだとき、

「娘はSNSやら短編動画に飽き飽きしとるんよね。むしろ本屋で売ってるような本を読みたがってる。若い子=活字が苦手。考えるのを嫌がるってイメージは、ちょっと違うかもしれんで」と言っていた。

コレばっかは目からウロコやった。彼女はうーん…と考えながら「もしかすると、これからは思考の機会をお金で買う時代になるかもしれんね」と続ける。

なるほど、思考の機会をお金で買う時代。これは案外、的を得た推察かもしれん。というか、すでにそうなり始めている気もする。

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20代後半になった元教え子は、仕事が激務にもかかわらず、近所のおじいちゃんから農園を借りて野菜を育てているらしい。

なんでも、自然とただ触れ合っているとリフレッシュできるとか。スマホひとつでモノ・サービスが買える時代やけれど、彼女は「手間こそが、作物を育てる醍醐味なんです!」とほほ笑む。

自分を振り返っても、スケジュール管理や思考のまとめはもっぱら紙だ。もちろんスマホのメモなんかも使うけれど、本気で思考したいときは結局アナログ頼りなんよなぁ。

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人間ってつくづく、ないものねだり。便利になればなるほど、本能的に不便さを求めるのかもしれない。というか、便利さにはない魅力に気付くのだろう。

だとしたら、整った文章が出回るほど、思考の散らばった人間味のある文章の需要が増す可能性だってあるのではないか。

そんな思考をめぐらせた。
たった4ページで、これだけ思考できる本。

人間の可能性、強さ、温かさがギューっと詰まった完熟の1冊をどうぞご覧あれー!!!


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