匂い袋~クリスマスバージョン~
みなさんこんにちは。もう少しでクリスマスですね。
先日お香の勉強会に参加してきました。
クリスマスにまつわる香りを使った匂い袋です。
和と洋のコラボ
ハーブの粉末をたくさん使用するのでサシェに少し近い感じかもしれません。
ちなみに「サシェ」とは、フランス語で「香り袋」を意味します。
袋の中に乾燥させた花やハーブをいれた良い香りがする袋です。
瓶にいれてもおしゃれでかわいらしいです。
「匂い袋」は和の生地に入っており、巾着の形になっています。
和の香り匂い袋は、邪気を退け福をまねく。
龍脳(りゅうのう)、丁子(ちょうじ)などの香料を使用します。
どちらかというと、呪術的のような感じ。
私の感想ですが、お寺で多く使われている香料なのでそのような感じがするのかも。
環境に優しい 上来(じょうらい)とは
何かしらの用途に使用された木の残り木くずに、液体香料を染みこませたもの。
それを匂い袋や焼香に用いる手法です。
・榁(むろ)→ヒノキ科針葉樹
鉛筆の芯を削ったような香り。
・かや→イチイ科カヤ属 常緑針葉樹
甘い香り。
・生地→桜 生臭い。
今回は、この3種類の木くずたち。
それぞれの木に特徴があるので、染みこませる香料にも相性があります。
染みこませる合成香料は、バニ ラ豆の芳香成分「バニリン」、→ご存じ、あま〜い香り
マッコウクジラの腸内にできる香りの塊「龍涎香(りゅうぜんこう)」→上品な優しい香り
ヘリオトロープの花の芳香成分「ヘリピン」→杏仁豆腐のような甘さの香り
最近は、ワシントン条約で天然の香料は採取がとても難しい。
なので木くずに合成香料を少し混ぜて、かさ増しすれば価格もお安くなる、ということです。
今回は、カヤにヘリピンを染み込ませたものを調合してみました。
丁子は、クローブとも呼ばれ、クリスマスには「ポマンダー」としても使われます。「ポマンダー」とは、ヨーロッパで魔除けや厄除けとして作られた香りのお守りのことです。
龍脳(りゅうのう)は、龍角散で有名、墨汁のようなスースーした香り。
こちらも邪気払いで使用します。
大茴香(だいういきょう)は、トウシキミの実を乾燥させたもの。スターアニスと呼ばれていて、実は星の形になっています。
乳香(フランキンセンス)は、新約聖書にはイエス・キリストの誕生を祝し、東方の三賢人が「黄金」「乳香」「没薬」を捧げたという逸話が記されています。
和の香料もそれぞれクリスマスに関係があるもので集めてみるととてもおもしろい!
古代、薬や儀式、呪術に使われてきた草、根、木、実たち。
邪気というのは、目に見えないウイルス、菌のことだったのかも。
そして草や木の香りや煙で、ウイルス、菌を除去していたのかも。
自然と共存していた時代は、人間はたくさん自然に恩恵を受けて、そして人間も自然へ畏敬の念をもって接していたんだろうなぁ、と思うと。
本当にわたしたちは、すでにたくさんのものを地球からもらっているのだということに気づかされます。。
ずっと与え続けてくれている自然からのプレゼント、香原料たち。
誰かが笑顔になってくれたら嬉しいなぁ〜と思いながら作りました。
宇宙、呪術大好き
そういえば、私の子供時代。宇宙、占い、おまじない、妖精が大好きで、なぜか護符を描いているあやしい子供でした笑
今は占いやスピが少しずつ普通になってきていますが、当時はなにをしているんだこの子は、、的な感じでよくわからない子供だったらしい(家族談)
私がお香に興味をもったのは、お香はどこか、まじない的な感じがするからかもしれません。
今も占いはやっています。
数秘✕占星術です。
今度記事にしてみようかな、楽しみです。
ーmuさん、イラストおかりしました。ありがとうございます。ー