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お香作り~線香~1

年齢を重ねてわかってきたこと

 お香作りを始めたきっかけ。お線香。
 同行二人、弘法大師さまと、共に巡る旅。お遍路として旅をする方は、いろいろな想いをもって、巡っているのではないでしょうか。
 私も年齢を重ねて、人生に様々な経験が増えていきました。
 分かったことは、迷い、悩みがない人なんて、一人もいないということです。今世はまだ、来世へ続く旅の途中。失敗なんて、ない。すべては、経験だと思っています。
 自分が輝くことによって、他人を受け入れ、与える。そして、周りの人が、輝いていく。そのような愛のサイクルが、八十八ヵ所巡りに通じているものではないかと、私は思っています。

お線香の始まりー黄檗宗-

 お線香の始まりは、インド発祥とされ、中国より日本に伝承したお香の一種です。江戸初期前後より国内において製造され初められたとされています。
 中国より伝承し開かれた「黄檗宗」の人達により、線香は、さらに広められていきました。
 伝来時の線香は、「竹芯香」と呼ばれるものでした。竹芯香は、竹の芯のまわりを覆うように、香が被されたものを言います。
 京都府宇治市にある黄檗宗大本山の寺院「萬福寺」。1661年に中国僧「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」によって開創され、建物は、中国の明朝時代末期頃の様式で造られています。
 早速先月、萬福寺を訪ねてきました。とても広くて、荘厳で、素敵なお寺でした。ゆっくり参拝するとしたら、一日では、たりないかもしれません。 
 隠元禅師は、日本に様々なものを伝えていますが、有名なのは、「インゲンマメ」です。 そのままです(^^)

 

黄檗宗大本山 萬福寺
萬福寺の竹芯香
お線香立て


木魚の原型「開梛(かいぱん)」 丸い玉は煩悩を表す
萬福寺の布袋様

~線香2~につづく


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