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鬼のような母をお許しください



子どもをなるべく、泣かせたくないです。

できるなら、たくさん、たくさん、
毎日、すこやかに笑っていてほしい。
そう思います。

でも、よく泣いてしまう、幼い息子たち。


私が、なにかを捨てようとすると、
「お願い、ママ、捨てないで、かわいそうだから」
泣いてしまうので、
処分をためらうことが、よくあります。

なぜ捨てるのか、 なぜ捨てたいのか、

きちんと話すのですが、それでも泣いてしまうので、隠れてこっそり、、処分することが、、、あるんです。 心が痛いです。


でも、バレたことはありません。万が一ってくらい。
万が一、バレた時には、

「あれ~ ないなぁ?」← 子
「あれー ないねぇ?」← 私。

一緒に探します。一緒に。
「ど~こだー?」とか言って。 心が痛いです。





息子たちは特に、
丸くて、ふわふわしたものが大好きで。
丸くて、ふわふわしたものを捨てようとすると、大変。

「いやぁ~ いやぁぁ~
 お願いだから、
 捨てないでぇぇぇーーーーーーーーーー」







いやいや、それ、

鼻かんだティッシュですから。(゚Д゚)







子どもが物に愛情わくスピード、早すぎる。
秒です。秒。

鼻かんで~、ティッシュ丸めて~、ゴミ箱まで~、

数歩歩いたらもう、愛してる。
目が合った瞬間、命ふきこんじゃってる。


「この子(ティッシュ)を捨てないでぇ~
 丸いのぉ~ かわいいのぉ~~~
 お願い、んマーんマぁ~~~~~~~」


「ばい菌わいちゃうんだよ。危ないよ。これは捨てよう?」


「いやぁだぁ~~~ お願い、
 捨てないでぇぇぇーーー
 どうして、ひどいことするの~~~?」



・・・心が痛いです。



まるで鬼を見るかのような、
そんな眼差しで見ないで~ お願い~
く、く、苦しくなるからぁーーー



そして、



わかった、と。
この子を、迎えよう、と。
我が家に誕生したばかりの、ちいさな命。
しろちゃん(←命名)、ここに飾ろう、と。
しろちゃんの、居場所をつくるわけです。



安心して、涙をふいて、ふにゃっと笑ってから、
くるりと背を向け、
次のおもちゃへ向かった子ども達。















ーーー ポイっ。














バレません。

数秒か、または数分後、
捨てても大体、バレません。(うちの場合)
命ふきこんじゃうの早ければ、忘れるのも超早い。





でも、あぁ、 どうしよう・・・





しろちゃんが、
かわいくなっちゃってる自分に気づく。

しろちゃん、
しろちゃん、、、

あんなに丸くて、白くて、ちいさくて、
ふわふわだったよねぇ・・・

しろちゃん、ごめん。
やっぱり、心が痛いです。( ;∀;)







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