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不妊治療の登竜門、卵管造影検査



卵管造影とは
始めて病院に行った日に、卵管造影の予約をした
人工授精、体外受精すら治療の違いが分からなかった私は
《卵管造影??なんじゃそら??》
こうなるのは普通だろう
女性の卵管は、精子と卵子が出会う場所、そして出会うことに成功した受精卵は子宮へ向かい、着床、妊娠というわけだ

卵管造影とは、造影剤という液体を膣から入れて、子宮から卵管の通りをレントゲンでリアルタイムで確認するテストらしい…

看護師さんいわく
「検査の中で一番痛いよーー笑 
でもね、治療にもなっていて、卵管の通りが良くなって妊娠できた人もいるよ!頑張ってね!」

その「痛い」がまったく想像ができない
麻酔を使わなくても我慢できる痛みってことでしょう?
よく生理痛の痛みだと表現されているが、ありがたいことに、私は生理痛はそんなに重くない
鎮痛薬もいらないし、普通に仕事もできるし、生理のイライラもほとんど無い方だと思っている………大丈夫じゃね?

結果から言おう
とんでもない!!!めちゃめちゃ痛かった!!!!
想像できなかった痛みに出た第一声が
「なるほどーーーーーーー!!!」でした
看護師さん苦笑い
毎月じわじわくる生理痛が、いきなりMAXの生理痛がズドンとくる
どれくらい痛かったかというと、あるある探検隊の西川君くらい気絶顔
生理痛が重くない自分の方が、痛みに慣れていなかったようだ

そんな西川顔になっている時に声をかけられる
先生「頑張って画面見てねー」
先生「右の卵管、通ってないね…左右の腰を上げてくれる?」
私《!!??》
動揺しながらも、腰を動かし、ようやく右の卵管から、丸い水滴がゆっくりポタポタと出た
子供の時にストローで遊んだことはあるだろうか
口の部分を指で押さえて、下の出口から水滴を出す、あんなカンジ

もう1つの痛みの原因
右の卵管の通りが悪いようだ

《やっぱり自分に原因があったのか、でも通ったし、実際どうなの!?》
終わった後に、看護師さんに聞いてみた
「んー…詰まり気味だったね…」
その日はそのまま帰宅
土日を挟むため3日後に来院予約をして帰った

3日後、造影検査後の経過と診察
造影剤の経過としてレントゲン撮影
その後、この病院で初めての経腟エコーを受けた
ここでも衝撃の一言
先生「んーー??筋腫か??場所によっては取らなきゃないかもな」
私《筋腫!!やっぱり!!》
なぜやっぱりかというと、最初に行った違う病院でも筋腫があると言われたことがある
その時の先生は、30代の女性の筋腫は珍しくないよと言ってくれたので、あまり気にしてはいなかった

診察室で経過の報告
診察室に呼ばれ、前回の卵管造影の映像をモニターで再生、3日後のレントゲンを一緒に確認した
やはり右は通らず、腰を動かしてやっと造影剤がポタポタ出ていた
造影剤も全部入らなかったらしい
レントゲンの結果は、あまり良くない
造影剤は普通、腸付近の内臓に散らばるそうだが、私の造影剤は全然散らばっていないそうだ
筋腫はあとで検査するそうだ
妊娠する時に邪魔な場所であれば手術をするそうだ

先生「右の卵管の通りが悪い、人口受精はだめだな」
私《ふぁ!?》複雑な顔
先生「だって人口受精は卵管を使うじゃない?人工授精やってからでもいいけど、すぐ体外受精を考えてもいい、年齢的にも早いほうが良い、夫婦でよく考えて」
私「…はい」

卵管は精子と卵子が出会うために必要な場所だ
毎月、左右どちらかから排卵しているから、そりゃあ確率も下がる
7年前に妊娠できた事は本当に奇跡だったんだと実感した
7年前と条件は違う、もう自分は35歳
少しでも早く妊娠したい!
答えはもう出ている

《どう考えても体外受精をやるべきだ》

《なんとなく分かってたけど、やっぱり自分の原因か…最終的に体外受精やるつもりだったけど、いざ言われると現実突きつけられたな~》

そんな事を考えながら診察室を出ると、看護師さんが追いかけてきてくれて「大丈夫??」と声をかけてくれた
天使に見えた、フォローに来てくれたのだ
私「大丈夫ですよ!」

次の来院予約をして、駐車場へ戻り、夫へ報告の電話をする
この検査結果を伝えるため、駐車場ですぐに夫へ電話した
我慢していた涙腺が崩壊する
「うすうす感じていた」から「現実を突きつけられた」瞬間でした
なんともいえない感情が湧き出し、病院の駐車場で号泣したのでした
本当は「大丈夫」じゃなかったのです

→つづく




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