病院に足を踏み入れた日
1ヵ月前、初めて不妊治療の予約電話を入れた
「生理開始の3~4日目に来院してください」
もしかして、不妊治療前にできちゃったりして★
いやいや、そんなに甘くない
しっかり生理きましたわ
だから病院にお世話になるねん!
少人数のシフト制でお仕事をしているので、いきなり休んだり抜けたりする事はできない
それに会社にはまだ不妊治療の事は言っていなかった
次の休みは絶対に病院に行きたい……!!
本気で自分の体に念じたら夫婦の休みに生理3日目が当たり、ここからトントン拍子で事が進むことになる
ようやく病院に足を踏み入れることができた
不妊治療の専門ということもあり、とても配慮が行き届いていた
完全予約制、不妊治療だけの時間帯があり、大きなお腹の妊婦さんに会わないように配慮され、男性が来院する時は普段通院している方と鉢合わせにならないようにしているようだ
始めて入る病院だったが、この配慮はすぐに感じ取れた
担当の看護師さんが私たちを個室に案内してくれた
問診の中で、最終的にどこまでの治療を目指すかと質問があった
人工授精、体外受精、この治療の名前は聞いたことはあるが、治療の仕組みも金額もまったく無知のまま来てしまったのだ
事前に調べる事もなく来たレベルの低いアホ夫婦と思ったに違いない 笑
そんな私たちに、天使は優しく治療の仕組みを教えてくれました
「人工授精より体外受精の方が妊娠の確率も高いし、受精卵を凍結保存できるから、2人目、3人目を出産してる人もいるよ」
「体外受精は50万~60万、県と市の助成金もあるから、〇〇さんが住んでいる〇〇市はこのあたりで1番良いよ!ほとんど返ってくるから!」
この最後の言葉で即決!
私たちは、人口受精を1~2回挑戦してから最終的に体外受精までの治療をすることにしたのです
治療コースが決まったところで、先生とお話をすることになりました
さあ!!いよいよ診察室へ!!
先生「あのね~$DEEY%%&%#$WY&'&UENJKGFDHF&%」
私《!!??……やべ~何言ってるかわからん》
先生「うちの病院はだらだらタイミング指導はしないよ」
私《おぉ!!それは私たちも助かる!!》
活舌の悪さと訛りが混ざり、なんとなくニュアンスでこんな事を言ったんだろうなーという事は分かります
その日はそのまま夫婦で血液検査を受けることになり、その時に看護師さんから先生の説明を聞いたので、こういう仕組みなんだなと理解しました 笑
◎基礎ホルモン検査
卵巣、下垂体、甲状腺、B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV
なかり血を抜かれた記憶があります
いきなり決まる次回の来院予約
「卵管造影やるから、次は〇日に来れるかな?予約があるからこの日を逃すと来月の検査になっちゃうね」
仕事やーん…しかも2名体制なので抜けれない…と絶望していると、ここで社内結婚の強みをみせる
夫のお店から1人ヘルプで来てくれるというのだ!
やるっきゃねぇ!来月まで待ってられるかーい!予約入れたら―ーーー!!
もう私の勢いは止まりません
《…ってか、卵管造影??なにそれ??看護師さん、めちゃ痛いって脅してくるんだが…》
…つづく
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