14歳の時、一人でヨーロッパに行った話②
こんにちは、こんばんは、おはようございます!
数日ぶりの更新です。前回の続きからです。
ハンガリーまで行き方として
成田空港→スイスのチューリッヒ空港乗り換え→ハンガリー
という形で当時は直行便がまだ少なかったので乗り換えをするしかなかった。
一言でいうと・・・
怖かった!
行く前に、事前準備でいろいろ調べると日本人は狙われやすいとか
騙されやすいみたいなことをよく見たので・・・
でも、さすがに中学生の子供が一人で空港にいたらそんな気も起きないかもしれないけど。
成田→ハンガリーまで乗り換え時間なども含めると計15時間以上もかかった記憶がある。
飛行機もそんなに好きじゃないし、ただただ苦痛だった。
まぁ、なんだかんだで、目的の牧場に着いて数か月お世話になる形になった。
牧場のオーナーは普段、近くの豪邸に住んでいて顔を出すことはなかったが、普段は従業員が10人ほどいて、
そのほとんどがルーマニアからの出稼ぎの人達だった。
住み込みの人達は1部屋に5~6人がいて、正直綺麗とは言えない場所に住んでいた。
日本にいたときは、出稼ぎの概念がそこまでなく、こういった格差社会を初めて目にした。
何とも言えない気持ち悪さがあったのを今でもよく覚えている。
でもこのルーマニアの人達は家族を故郷に残し一人で隣国まで来て寂しい中、子供ながら一人でハンガリーまで来た私を、実の子供のように大切に接してくれた。
短期間の間で他人にあそこまで愛情をもらったことは初めてだったので本当に今でも感謝の気持ちでいっぱいだ。
あの人たちがいなければ、ホームシックになって日本に早く帰りたくなっていたかもしれない。
さて、牧場の一日の流れを説明しましょう。
朝5時起床→馬、放牧→馬房掃除→朝飯
馬に乗りたい人は乗馬の練習→馬の手入れ→お昼ご飯
お昼寝→馬、馬房戻し→馬乗りたい人は乗馬の練習→終了
夜は一度、夜飼といって馬におやつと状態チェック
こんな生活を毎日過ごしていた。
週末だけ1日休みだったけど、私の場合はあくまでも自由でやりたいことだけやってればいい感じだったが、毎日休まず行った。
ただただ、毎日が楽しかった。
ずっと帰らなくてもいいと思うほどに!
日本にいたときに当たり前だったことが当たり前じゃないと
気付かされた。
働くことの意味をしった。
人とのつながりの大切さをしった。
心から感謝することをしった。
中学生になってから人前で泣いたことはなかったけれど
日本に帰る際に、大泣きした。
今思えば、子供ながら心が豊かになった数か月だったのかもしれない。
色々、楽しい話があるけど、それはまた、今度気が向いたら体験談として話します。
とりあえず、子供には自ら体験させて、自分で学ぶことが一番の近道だということを伝えたかったです。
ちなみに、日本に帰ってきてから、中学校に通学するようになって、学校で授業を受けるけれど、何か自分にはしっくりこなく(やりたいことと結びつかい)
よく先生に「その勉強をして将来どんなことに役に立つんですか?」と疑問に思っていたことを聞いて困らせていたり、
友達と遊んでも全く楽しくなくなってしまい、
そのうち、ほとんど学校に行くことがなくなってしまいました。
その代わり、北海道の牧場に住み込みでずっと働いていました。(本当はダメです)
毎日、仕事がめちゃくちゃ楽しくて、そのうち卒業式にすら出ませんでした(笑
卒業式を親に見せてあげれなかったことが唯一の後悔かなぁー!
眠いっ!
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