桜花賞予想1
牡馬のダービー
牝馬の桜花賞
3歳はこの2レースが最大目標と言われている
日本ダービーが牡馬の目標というのは今後も変わらないだろうが、牝馬の桜花賞はどうだろうか?少し考察してみよう。
近年の競馬界を見たら分かると思うが、完全に牝馬の時代となっている。
去年の暮れ、有馬記念は史上初の牝馬ワンツー
それだけでなく4.5着も牝馬だった。
三冠馬揃い踏みのJCは?これも牝馬が1.3.4着
クロノジェネシス、アーモンドアイという名馬が同じ時代に中距離路線を席巻していたこともあるが、牡牝混合芝GIで勝った牡馬はフィエールマンだけだった。牡馬にとっては情けない結果だ。
さらに、4歳牡馬筆頭のコントレイル、サリオス、アリストテレスも負けてしまった。
今後も牝馬の時代になっていくだろう。
これが桜花賞になんの影響があるのか?
と思った方も多いだろう。
とりあえず1度、日本ダービーとオークスの前走データを比較してみる。
過去10年
日本ダービー3着内馬→前走皐月賞組20/30
オークス3着内馬→前走桜花賞組16/30
過去5年
日本ダービー3着内馬→前走皐月賞組12/15
オークス3着内馬→前走桜花賞組8/15
皐月賞は2000m桜花賞は1600mと
次走どちらも2400mという事を考えると
桜花賞を走ることはオークスに繋がりにくい
と考えられる。桜花賞で馬券外→オークスで馬券になった馬は近10年で3頭しかいないことからもこれは伺える。
皐月賞から日本ダービー組の同じパターンは7頭いることを考えると、これはかなり少ない。
人気を見てみると、桜花賞馬券外→オークスで馬券になった3頭は4番人気.1番人気.2番人気と人気で凡走していた。
それも近5年でいうと1頭しかいない。
2017のアドマイヤミヤビだ
桜花賞では道中明らかに進んで行かず、後方から大外ぶん回しという騎乗だった。
この年はハイペースだったこともあり、マイル適正が全く無かったのか調整が悪かったのかは分からないが、まあ稀にあるケースだろう。
ちなみにこの後、約4ヶ月後のローズSへの調教中の怪我で引退している。
近3年の桜花賞とオークス着順も見てみる
2020桜花賞
1着デアリングタクト
2着レシステンシア
3着スマイルカナ
2020オークス
1着デアリングタクト
2着ウインマリリン
3着ウインマイティー
2019桜花賞
1着グランアレグリア
2着シゲルピンクダイヤ
3着クロノジェネシス
2019オークス
1着ラヴズオンリーユー
2着カレンブーケドール
3着クロノジェネシス
2018桜花賞
1着アーモンドアイ
2着ラッキーライラック
3着リリーノーブル
2018オークス
1着アーモンドアイ
2着リリーノーブル
3着ラッキーライラック
データからも近3年から見ても
桜花賞→オークスで馬券になってる馬はただただ能力が違うように感じる。
では、これがどう桜花賞の予想に繋がるのか?
オークスの予想ではなく桜花賞の予想が見たいんだが…
ここまで見てそう思った人に言いたい。
「物事は何事も逆算して考えろ」
その場その場でやり過ごすような考え、マインドは辞めて欲しい。物事は長期的に、後先考えて行動しろ。
・パチンコで金が無くなり消費者金融に借りる
・絶対いつかバレる嘘を友達等につく
・コロナ禍だけど毎日飲みに行く
これらに当てはまる人にはよく言えると思う。
先を見据えて行動して欲しい。
ただ、後先考えないで突っ走るのも悪くは無い。
先の事ばかり考えて行動しないのはもっと馬鹿だからね。
しかし、競馬というのは圧倒的に先を見据えて行動するものが勝つギャンブルだ。
すまない、話が逸れたね。
つまりだ、私が言いたかったのは
桜花賞好走→オークス好走
これは分からないが
オークス好走→桜花賞好走
これはかなり有力な説ということ。
つまり
「純粋に力が上の馬は買え」
「オークスで買いたい馬がいるなら買え」
私はこう伝えたい。
日本ダービーと皐月賞の関係と違い
オークスでも勝ち負けになる馬は、桜花賞の頃から勝負になる。
冒頭で牝馬の桜花賞はこれからどうなるか考察してみる。と言ったのも
牝馬が強い時代になったからこそ
「桜花賞よりオークスの価値が高くなるのではないか」
と個人的に思っていたからだ。
これに関しては両方の側面があり判断が難しい。桜花賞をスキップし、別路線組からオークスを目指す馬が増えてるのも事実だからね。
しかし、本当に強い馬はしっかり桜花賞も使って三冠を狙いに来る。
それが「桜花賞へのトライアルを使わない」
という最近のトレンドの正体なのでは無いだろうか?
桜花賞をトライアルのように使い、オークスを勝ちに行く。そしたら春2戦でいいからね。
だから、決して桜花賞を蔑ろにしている訳では無いのだろうが昔ほど中距離で走れる馬で桜花賞を全力で取りに行くといった考えの陣営は減っていると思うよ。
そうなってくると穴で狙えるのはマイル路線を狙っている牝馬となってくる。
もし、桜花賞で馬券外の馬がオークスで何頭も好走しているならそれはかなり世代レベルが高い証拠だと思う。そうなったら夏競馬で狙え。
私はこうやって舞台背景まで考えての競馬予想だと思っている。
長くなったからここら辺にして、次回しっかり馬の予想をしようと思う。
見てくれた方はありがとう。
ただただ馬の比較でなく、ぜひこういった考えで予想してみて欲しい。
そしたら何倍も競馬が楽しくなるからね。