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デジタルデトックスとデジタルミニマリズムの違い

デジタルデトックスとデジタルミニマリズムの違いは何か?

デジタルデトックス

デジタル・デトックスは、基本がデバイスに染まった生活の中で、気晴らし程度にデトックスに手を伸ばす。

デバイスを使うのがデフォルトで、使わない方がオプションだ。

たとえばデジタル生活での毒を数ヶ月に1度だけ抜いてみる。

これをダイエットで言えば数ヶ月に一度だけ、食べない日を作るようなものだ。

果たしてこれが気晴らし以上のものになり得るだろうか?

デジタルミニマリズム

デジタルミニマリズムは必要最小限の事柄に対してだけ、意識的にデバイスを活用する。

デバイスを使わないのがデフォルトであり、使う方がオプションだ。

これは気晴らしではなくライフスタイル構築の問題である。

たとえばヘルスケアで言うならば、毎日運動を続け、飲酒を控え、ジャンクフードを避けるようなものだ。

スマホ依存が病だとしたら、治療はこのように根本的なものでなければいけない。

全力の抵抗

デバイスおよびアプリ産業は僕らの魂を骨抜きにして、その代わりに莫大な広告費を稼ぎ続けている。

たかがスマホだとあなどってはいけない。たったひとつのスマホの裏側には、僕らの注意関心を奪う計画的な罠が仕掛けられているのだ。

なのでデジタルミニマリストも全力で抵抗しなければいけない。相手はアテンション経済の巨大企業であり、敵を侮ってはならない。

魂を取り戻せ

僕らが魂を奪われていることに気づくのだ。

書籍「デジタル・ミニマリズム」より

集団実験の参加者の一部は、このプロセスをいわゆるデジタル・デトックスとして扱った。
実験期間終了と同時に、必須ではないテクノロジーをすべで再導入したのだ。
これは誤りだ。
この最後のステップの目的は、まっさらな状態からスタートして、ミニマリスト
らしい厳格な基準をパスしたテクノロジーだけを生活に受け入れ直すことなのだ。
このプロセスがあなたの生活に変化をもたらすかどうか、しかもそれが持続するかどうかは、このステップを慎重に進められるかどうかにかかっている。

この書はしばらく僕の愛読書になるかもしれない。

依存症治療の第一歩は

自分が依存症だと認めることだという。

認めずには治療は成り立たない。

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