はじめての入院②(入院中の記録)
手術をともなう1週間の入院の記録です。これの続き。ちなみに入院の翌日が手術で、その後は経過を見ながら元気になったら退院という感じでした。
入院1日目(手術前日)
朝ごはんは食べて良いとのことだったので普通に食べて病院へ。「コロナ警戒中のため、付添いの人は病院受付のところまでしか入れません」との説明を受けていたので、1人で向かいました。入院中の面会も期待できないので、キャリーバッグ+αという大荷物となりました。(キャリーバックで来る人は普通にいたので問題ないようです)
入院や手術に関する説明を受けて、いろいろな同意書を記入しました。手術の説明を受けているときが1番怖かった…。大した手術ではなさそうでしたが、「可能性は低いけど、こういうリスクがある」という説明がいくつかあったので、「もしそうなったらどうしよう」っていう怖さはありました。
全身麻酔に関しても別途麻酔科の先生から説明がありました。「歯がぐらぐらしてないか」「喉に管を入れるので術後ちょっとのどが痛いかも」「手術中は脳波を見ながら麻酔の調整をするので、途中で目覚めることはありませんので安心してください」などなど。ちなみに麻酔は、肩あたりに筋肉注射したあとに手術室で脊髄注射?を行うとのこと。手術室へは眠った状態で入ると思ってたので、少し不安になりました。脊髄麻酔注射をしたときに、体にしびれがないかを確認する必要があるので、意識がある状態での入室となるそうです。
一通り説明を受けたら暇になったので、荷物の整理と、病院内を歩いて設備や売店の品揃えを確認したりしました。手術後は動けないので。ここで飲み物を2日分ほど買って、病室に置いておくべきだなと思います。あと、コインランドリーがある場合は洗濯用洗剤を調達する。
あと、手術前に腸の中をきれいにしておくためということで、寝る前に下剤を飲みました。(手術した日はベッドから動けないので、手術前に出しておかないと後で困るらしい)
入院1日目(手術日)
<手術まで>
お昼1時頃からの手術でしたが、朝から絶食、朝10時より絶飲。前日の夜に下剤を飲んだのにいまいち効果がなくて、なかなか出なかったので、歩いたり腹筋したりしてお腹を刺激して過ごしました。(手術までに出なければ浣腸だと言われてたので…)
そのほかにも、看護師さんが病室に機材を運んできたり手術着を運んできたりしてそわそわしていたせいか、お腹はあまりすきませんでした。
弾性ストッキングをはき、T字帯を身に着けて手術着に着替え、点滴をつなぎ、心電?みたいな機械をつなぎ、肩に麻酔注射をしました。肩への麻酔注射は筋肉注射なのですが、すごく痛いと言われてましたが、「インフルの予防接種より少し痛いくらいかな…?」という感じでした。
麻酔注射したあとすぐ「手術室むかいますねー」と、ベッドのまま運ばれていきました。「え、もう行くんですか?(全然眠くなってないのに…)」と思ったあと意識が朦朧として、手術室入ったことすら覚えていません。これは個人差があるかも。
<手術後>
16時頃に目が覚める。13時頃からの手術で、1~2時間ぐらいかかるとのこと1時間は寝ていたことに。右腕に点滴、左手の人差し指に酸素濃度をはかる機械と、腕には血圧計、胸辺りには心電図みたいなやつ、あと尿の管がささっていて、口には酸素マスクがありました。酸素マスクは実質飾り状態だったので、そのうち外れました。
お腹を切ってるけど、特別痛みとか気分が悪いとかはなかったです。お腹より喉が痛いかも。喉かわいてるせいかな?
あと、尿道に管をさしてるとき、トイレどうするんだろうって思ってたけど、それしてたらそもそもトイレ行きたいとかいう気持ちにならないみたいです。
全身麻酔したので今日1日は起きられないといわれていたので、スマホをいじって寝たり起きたりしながら過ごしました。看護師さんが枕元にSwitchとソフトを置いてくれたのですが、人差し指にはまってたらSwitchやりにくいし、体を起こせないからスマホぐらいしかいじれないかも?
夜は看護師さんたちが1時間に1度ぐらいのペースで様子を見にきてくれました。血圧確認とか、点滴の量の確認とか、切ったところの出血確認(切ったところのガーゼについている血のあとにそってペンで線が書いてあった。きっとどれぐらい広がったかわかるようにだと思う)とか、尿がどれくらい出てるかとか。夜中はすごく暑くて氷枕を持ってきてもらいました。たぶん熱が出てたと思う。
痛みがあったわけじゃないけど、寝れませんでした。
入院2日目(手術翌日)
午前のうちに、水飲んでいいと許可が出ました。ベッドを少し起こしてストローで飲めました。朝ごはんはなし。
血圧とか測定して、大丈夫そうですね!ってことでいろいろな機械が外され、点滴だけになりました。尿の管外すのは痛いかと思ったけど痛くはなかった!
「体を起こしてみましょう」って看護師さんに手伝ってもらって起こしたら、痛いのは痛いんだけど、思ったより痛くない…。体を起こして、手術着からパジャマに着替えたら、もうベッドから起きて歩いていいと許可が出ました。
お腹を伸ばすと痛いので、おばあちゃんみたいに腰を曲げて、お腹を揺らさないよう、小さい歩幅でゆっくりしか歩けないけど、まあ頑張れば歩ける。談話室的なところにがんばって移動して電話しようとしたら、結構喉が痛いことに気づいた…風邪引いたときみたいに痛くて、声がかすれている。水を飲んでも治らない。喉から管を入れるから違和感あるかもとは言われたけどこういうことかな。
お昼からはご飯が出た。(お粥にすると言われてたけど普通のご飯だったし、肉とか普通に出てた。おいしかった。)いきなり肉食べて大丈夫かな?と思ってたけど、普通にお腹は壊した。
この日の夜もすっごく暑くて寝苦しかった。汗びっしょりになってた。あとから薬剤師さんに話したら、熱があったのかもしれないと言われました。次手術受けるときは2日ぐらい氷枕もらおう…。
入院3日目~(手術後)
喉の痛みは手術後2日か3日ぐらいでなくなりました。体を起こすときの痛みもだんだんマシになってくる。歩くときはやっぱり歩幅を相当小さくしないと歩けないし、背中もだいぶ曲げてないといけないけど、日が経つにつれて良くなってくる。
ちなみにシャワーは手術後2日目からOKでした。
退院
退院手続きをして退院。限度額適用認定証の有無によってかなり(10万円ぐらい)金額が変わったのでびっくり。この制度を知らなかったら相当大変だっただろうなあ。
退院後
体力のせいか痛み止めの薬のせいか、生活習慣のせいか、眠くてちょっと困りました。あと会社で歩くのが遅いのもちょっと困った…。どちらも日がたつにつれて解消されました。
感想
手術受けるまではすごく不安だったけど、たいした手術ではなかったこともあって、終わってみたら「別になにもこわくなかったな」という気持ち。ごはんもおいしかったし、空調は整ってるし、仕事はしなくていいし、快適でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?