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もう全部どうでもよくね、結局大事なのは今。

なんだか漠然と疲れた。

ー静寂ー

昨日は満月だったから、
今日は一月の内で二番目に綺麗な月の見られる十三夜月。

なんだか気になって起き上がり、そっとカーテンを開けると雲で少しぼやけた月が見えた。

小学生の頃までは良かった目も、ここ数年でぐんぐん悪くなってしまって、
この世界の景色や風景を裸眼でしっかりと見ようとすることを近頃諦めつつある。

だから、味わうことなく一瞬見たらすぐにまた寝転んだ。

「綺麗」

とだけ。

口に出して呟いたような気がしたが、
本当は頭の中で思っただけだったかもしれない。


なんだか哀しくなってきた。


見えていたものが見えなくなる、とか。

出来てたことが出来なくなる、とか。

大事だと思っていたはずのものが一気に価値が無いように思えてくる、とか。

まるで、綺麗な景色さえも廃れていってしまったような気がして。

神様がいて天使がいて、産まれてくる宇宙のあらゆる全ては祝福すべきことで、私は悲しみの星に宿命を持って産まれてきた勇敢な魂、、、

だとかなんだとか。

そんな風に言っている人がいたりする世界で、

この世界は楽しいだとか素晴らしいだとか言ってたりする人がいたりする世界で、


今日も残酷な世界は回る。



自然災害による被災、貧困や格差、戦争や犯罪に差別、
学力格差やおかしな労働基準。

今日もどこかで誰かが自殺する、
今日もどこかで誰かが殺される、
今日もどこかで誰かの権利が捻り潰される。

そんなの毎日日常茶飯事。

そんな中で誰かがひょんなとこから産まれてしまって
きっと1度や2度は死にたいと思うような人生を送って事故や犯罪、病気や自殺、寿命なんかで死んでいく。


猫や犬は殺すと駄目というくせに食肉になった途端食べずにはいられなくて口を噤む都合のいい人達。


なによりも恐ろしいのは私もそんなもの達の一員だってことだ。

気持ち悪いと思う。
卑しいと思う。
やっぱり死んだ方がいいかと思う。

だけど。

ひとつ疑問がある。


自然がそれを許しているのはなんでなの?

だって、本当にダメだったら。


命が個々全て平等な価値があって
本当に大切で大切で尊ぶべき存在なら、

そんな存在ならさ。

死ぬ前提で生きさせる筈が無くない?

弱肉強食推奨してる筈が無くない?

自然自ら大量虐殺する筈が無くない?

ほらね。ベースがそんな世界。

この世は冷酷?残忍?

それもこれも本当は人間が作り出した人間にとって都合のいい偶像や幻覚がただただ私に刷り込まれてて、

おもちゃみたいに面白可笑しく振り回されているだけ?

私が人間というものでいる限り、人間の枠は越えられやしないから。

そうでしょ、どうせ。

でも、、、、でもそんなふうに考えたらさ、

本当はもしかしたら素晴らしい世界なのかもしれないね。


弱肉強食も寿命があるのも殺生も。
自然の影響による大量死も。

この世界で起こった嫌なこと全て。

私が嫌だと思うこと全て。


全部いいことなのかもしれない。

称えるべきことなのかもしれない。

殺すことも産まれるのも殺生も
すごくすごく素晴らしいことなのかもしれない。


よく言うじゃんか。

大きくて綺麗な花を咲かせる為に
その花の栄養を奪う他の花の芽は間引きするんだって。


咲くはずだった花の芽なのかも知れないのにね。


そうなるとさ、
この世界は小さかったりか弱かったりする花の芽よりも、大きくて綺麗な花が咲く力強くて頑丈な花の芽の方が大事だって考えてるってことになるよね。

だから、擬人化的に考えたら、
地球は自分自身の理想を追求していく為に、全てを手駒に扱ってる。

ってイメージになる。

え?笑

どこが?
どこが楽しくて美しくて素敵な世界なんだろ。

ひとつもないんだけど。あれ?

もはや気持ち悪いんだけどw

なんだか笑えてきちゃったなw

私がたとえ死んだとしても新たな駒はいくらでも作り出せるんだよね。

なら私が死んでも何かが死んでも何が産まれても何が生きても。

別にそれが何?って話なの?

ここまで考えてしまったら、、、
なんか逆にどうでも良くなってきちゃったなぁww

でもそうなると、命=値打ち無し
ん、、、、

自分が大事なもの以外はぶっちゃけどうでもいいみたいな。


私なら知識と材料さえあればもっとずっと上手く作れたはずなのにーって。

そんな風にほざいてみたりして。


こうやってひとりで夜中にコソコソ笑ってたらさ、なんだかもうだめかもしれないなって思うんだ。

あ、もう無理だわ。って。


大事だと思っていたどんな夢も。

きらきら輝いてたはずだったどんな希望も。

抱き抱えていた思い出も。

好きだと思っていたどんな人達も。

とうとう自分さえも。


一気に灰色に変色して、全てをゴミ箱にボイって入れてしまえそうになる。


どんな言葉で何を言っても伝わりそうにないこの気持ち。


でも、どれもこれも今言ったこともすべて、
私の頭の中で考えてるだけのただの虚像でさ。

結局ホントのことなんて教えてくれやしないんだよね。

だってもしかしたら自分しかいないのかもしれないし。

とかいったらまたややこしくなっちゃった、、、。

いつか。いつか(?)

どんなに私の好きなものよりも、ずっとずっと何倍もこの世界の方が嫌いになったんだって言って自分の人生終えそうな気がしてる。


もういいや、寝よ。

おやすみ。

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