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2018年、僕の10冊

今年はあんまり本を読めなかった。でもここにある本は全部面白いので読んでください。

IQ

いやー、面白い。スリリングでスタイリッシュなクライムサスペンス。ところどころeBayやらYouTubeやら、このジャンルも進化しているのだなあという感慨が。ブラックカルチャーなのに作者が日系人というのも驚き。

Born a crime

稀代のコメディアン、トレヴァー・ノアが好きなら買うべき。知らないなら知るために買うべき。というか知らないとか死ぬほど持っていないのでとにかくThe Daily Show のYouTube を登録しよう。

単純にストーリーとしてもむちゃくちゃ面白い。まだアパルトヘイトが残る時代、白人の父と黒人の母の子供として生まれた(当時は黒人と白人のセックス自体が違法だった)ノアが成長する物語。いちばんおすすめ。今年のベストバイな一冊。

7200秒からの解放

「16歳の時に、恋人にレイプ」というのがまず、日本だとまだまだ「え?レイプ?」となってしまいそうだけど、そこにある様々な偏見や社会的構造に関して光を当てた本。

今年は #Metoo の一年だったけど、この本が個人的には一番深く刺さった。男性も女性も読むべき本。

聖書男(バイブルマン) 現代NYで「聖書の教え」を忠実に守ってみた1年間日記

「なぜキリスト教でずっと同性愛が罪とされてきたのか?」という質問に「それが一番守りやすい教えだったから」という回答があったことを思い出した。

信仰と技術革新のあり方を考えられる(というよりもコメディだけど)本。単純に面白い。

ご冗談でしょう、ファインマンさん

ずっと「読みたい本リスト」に入ってたけど、ようやく読めた。知的好奇心が刺激されて、クスリと笑える良書。天才はいるもんだなあ。

日本型組織の病を考える

たまたま手にとった本だけど、とても面白かった。いわゆる郵便不正冤罪事件で、特捜が関わった事件でほぼ唯一無罪判決を勝ち取った村木さんの本。とにかく完黙したのがすごい。

霞が関という旧態依然の代名詞のような職場でいかに女性としてサバイヴしてきたか、ということも含め、稀代の女性官僚の生き方がわかる。

BUTTER

エロティックで、官能的で、肉体的な本。小説として、ストーリーだけ見ると微妙なんだけど、なんとなく引っかかる。恋人とホテルで会うシーンがなんか好きだなあ。実在の事件とはあんまり似てない気もするんだけど。

子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法

今年一番衝撃的だったのはこの本。女性向けの本のように見えるけど、本当は男性が読んだほうがいい。というか、結婚する人は絶対読んだほうがいいと思う。まじで。騙されたと思って。

#HOOKED

いろんな研究やら記事のつまみ食いという感じもするけど、マーケターなら単純に読んでてむちゃくちゃ面白い。10回位繰り返して読むといいのでは?あと、猫が可愛い。

狂気とバブル

ミシシッピバブルやら、チューリップバブルやら、いわゆるバブルがいかに生まれ、崩壊していったかを教えてくれる。

ビットコインが盛り上がっているときに読んだ。(暗号通貨は一円も買わなかった)

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