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野球全般分析

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広島主要打者の適切な打撃アプローチを探る

広島主要打者の適切な打撃アプローチを探る

2021年シーズンを通して週間打撃成績と称したものを、以下のような週間の基本的な成績とスイング率やコンタクト率といったPlate Disciplineデータの2種類定期的にアップしてきました。

その中で各選手において、例えばO-Swing%(ボール球スイング率)が低くなると打撃成績が向上するというような、Plate Disciplineデータと打撃成績が相関するようなケースも散見されました。

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圧勝劇の裏では…

2015年に混戦の末にヤクルトがセリーグを制して以来、2016年から今年まで3年続けて広島が独走する形となっています。

形だけ見ると今年も広島の圧勝という形ですが、少し各種数字を眺めてみると、過去2年に比べその強さに陰りが出ているように感じます。

それを如実に表しているのが、得失点差でしょう。

2016年は+187、2017年は+196でしたが、今年は9/22現在で+69となっており、過去2

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5番にコンタクトヒッターを置くメリットとは?

今季ここまで猛威を奮っているセの広島打線とパの西武打線。

様々なタイプの打者をバランスよく配置し、打力×機動力のランアンドガンによって得点力を最大化させている点が非常に似ています。

それ以外にも似ている点はあり、5番打者に長打力のある選手というよりは、コンタクトヒッター寄りの選手を配置するケースが見られることです。

5番打者というと走者を返す役割を求められることから、長打力のある選手が入るケ

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投手の懲罰交代に意義はあるのか?

昨日の試合で先発した高橋昴也。

しかし3回途中で4つの四球を与えたのが気に食わなかったのか、無失点にも関わらず早々と交代を命じられました。

特に言及こそありませんでしたが、明らかに懲罰交代でしょう。

2週間前には岡田が3回1失点にも関わらず、大量援護をもらいながら不甲斐ない投球を見せていたからなのか降板させられるという、これも明らかに懲罰交代としか思えない采配がありました。

このような采配

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プライドを捨てることができるか?

かつての守護神、永川が誰もが予想しないまさかの復活を遂げています。

引退の声も聞かれた今シーズン、故障から復活し今や7回を任される存在です。

何が良くなって、ここまで良くなったのか。

それは既に多くの有識者から指摘されているように、スピードが戻ったのと、スライダーの高速化に伴うスラッター化にあると言えるでしょう。

38歳にして、4年前よりスピードが上がり、スライダーをスラッターというトレン

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