1ヶ月予報(3/25〜4/24)
3月23日(木)発表の1ヶ月予報です。
全国的に気温が高く、太平洋側は雨が多いでしょう。
1.一般向け
暖かな春続く
向こう1ヶ月の気温は北〜西日本で平年より高く、南西諸島は平年並みか高いでしょう。日本の東で高気圧が強く、高気圧を回る暖かな空気が流れ込みやすいため、高温傾向が続きます。積雪地では引き続き融雪災害に注意して下さい。
太平洋側は多雨
向こう1ヶ月の降水量は北〜東日本太平洋側と南西諸島は平年並みか多いでしょう。高気圧を回る湿った空気が流れ込みやすい太平洋側で雨が多くなります。低気圧接近時には大雨となる恐れがあります。季節外れの大雨に要注意でしょう。
2.専門版
熱帯
熱帯の対流活動は太平洋西部で活発の予測。
上層
太平洋西部の対流活発に対応して、200hPaは日本の南で低気圧性循環偏差、その北で高気圧性循環偏差。
中層
500hPa高度は北太平洋で強い正偏差。日本付近も正偏差で、東で高度が高く西谷傾向。
下層
850hPa流線関数は上層と順圧的で、北太平洋で高気圧性、その南で低気圧性循環偏差。また、華南中心にユーライア大陸は広く低気圧性循環偏差。これらにより、日本は南から暖気や湿りが入りやすい。
アリューシャン付近で海面気圧が正偏差、大陸と西〜東日本、南西諸島は負偏差域。大陸で高気圧が弱いが見られ、日本付近は気圧の谷となり、多雨傾向。
850hPa気温は日本付近は正偏差で高温傾向。寒帯前線ジェットの北偏により、北ほど高温傾向が顕著。
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