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1か月予報(1/14~2/13)

1月12日(木)発表された1か月予報です。
北日本は寒さが厳しく、太平洋側は雨が多いでしょう。

1.一般向け

北ほど厳寒

向こう1か月の気温は、北日本で平年より低く、西~東日本は高く、南西諸島はほぼ平年並みです。北から寒気が流れ込みやすく、北日本は低温傾向です。西~東日本ははじめ気温が高いですが、1月下旬以降は寒気が流れ込み平年並みの気温に戻るため、冬の寒さが戻るでしょう。

太平洋側は多雨

向こう1か月の降水量は北日本日本海側は平年並みか多く、その他はほぼ平年並みです。北日本は冬型が強く、多雨多雪傾向です。また、平年並みの太平洋側も、平年と比べると低気圧や湿った空気の影響を受けやすいため、降水量が平年より多くなる確率がやや高いです。寒気が流れ込むタイミングと重なると大雪となる恐れもあります。

降雪量は北日本日本海側は平年並みか多く、大雪による交通障害などに警戒が必要です。東~西日本日本海側はほぼ平年並みで、今の少雪傾向は解消に向かうでしょう。

2.専門版

熱帯

200hPa速度ポテンシャル(1か月)

熱帯の対流活動は、ラニーニャの影響でベンガル湾~フィリピン付近で活発。

上層

200hPa流線関数(1か月)

熱帯の対流活動に対応して、200hPa流線関数は、中国大陸から日本付近は高気圧性循環偏差。日本の東では相対的な低気圧性循環偏差が見られる。

中層

500hPa高度(1か月)

500hPa高度は、寒帯前線ジェット沿いの波束伝播により、オホーツク海に極渦が予想される。北日本には寒気が流れ込む時期がある。

下層

850hPa流線関数(1か月)

上層循環と順圧的な構造を持ち、850hPa流線関数は太平洋上で強い高気圧性循環偏差。熱帯の対流活動に対応して南シナ海周辺は低気圧性循環偏差で、PJパターンにより、太平洋上の高気圧性循環偏差を強めている。西~東日本には南から暖気や湿りが入りやすい。

海面気圧(1か月)

海面気圧はアリューシャン低気圧北側で負偏差。大陸の高気圧の偏差は小さく、シベリア高気圧の勢力はほぼ平年並み。このため、冬型が強まりやすいのは北日本で、日本海側では多雪傾向。東日本には負偏差がみられ、シアや低気圧の発生が多い可能性がある。

850hPa気温(1か月)

850hPa気温は、冬型が強い北海道は負偏差で低温傾向。そのほかは偏差は小さいが、どちらかと言えば高温傾向。期間初めの暖気流入による寄与が大きく、期間後半は平年並みの気温に戻る。


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