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1か月予報(12/24~1/23)

12月22日(木)発表の1か月予報です。
東日本以西では寒さが厳しく、日本海側は大雪に要警戒です。

1.一般向け

寒さ一層厳しく

向こう1か月の気温は西~東日本と南西諸島は低く、北日本はほぼ平年並みの見込みです。冬型気圧配置が強く、西回りの寒気の影響を受けやすいため東日本以西で寒さが特に厳しいでしょう。北日本は年末にかけて気温が高いですが、年始は低く気温の変動が大きいでしょう。

大雪警戒

向こう1か月の降水量は日本海側で多い傾向、太平洋側で少ない傾向です。冬型で寒気の影響を受けやすい日本海側は平年以上に雪や雨の日が多いでしょう。一方、太平洋側は空っ風が吹き冬晴れが多いでしょう。

日本海側の降雪量は、東日本で多く、北・西日本で平年並みか多いでしょう。東北~北陸で特に多い傾向で大雪に要警戒です。日本海の海水温が平年よりも高く、寒気は平年より強いため、大雪になりやすい気象条件がそろいます。

2.専門版

熱帯

200hPa速度ポテンシャル(1か月)

ラニーニャの影響でインドネシア付近やインド洋東部で対流活動が活発。インド洋西部は不活発。

上層

200hPa流線関数(1か月)

フィリピンの対流活発に対応して、200hPa流線関数は華中付近で高気圧性循環偏差。

中層

500hPa高度(1か月)

500hPa高度はシベリア付近は正偏差。本州~アリューシャンにかけて負偏差が広がる。正のWPパターンの傾向が表れていることや、日本の東で負偏差が大きく東谷傾向であることから、日本付近に寒気が流れ込みやすい。

下層

850hPa流線関数(1か月)

850hPa流線関数は熱帯の対流活動に対応して、インド洋東部~フィリピン付近で低気圧性循環偏差。アリューシャン付近も低気圧性循環偏差。

海面気圧(1か月)

下層循環に対応して、海面気圧はアリューシャン付近は負偏差。アリューシャン低気圧が強い。フィリピン付近は対流活発に対応し負偏差で、シベリア高気圧の張り出しを強めている。上層リッジの影響も加わっている。冬型は平年よりも強く、日本海側は多雪傾向。

850hPa気温(1か月)

強い冬型の影響で、850hPa気温は東北~南西諸島で負偏差。特に西日本太平洋側~南西諸島の低温傾向が強い。

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マニアック松浦(気象予報士・防災士)
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