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1ヶ月予報(9/3〜10/1)

9月1日発表の1ヶ月予報です。
全国的に気温が高く、残暑が厳しいでしょう。
また、雨の日が多くなる時期がありそうです。

1.一般向け

厳しい残暑

向こう1ヶ月の気温は全国的に平年より高いでしょう。太平洋高気圧の勢力が強く、南から暖かい空気が流れ込みやすいため高温傾向です。まだ夏のような暑さの日が度々出てくるので、熱中症に引き続きお気をつけください。湿った空気も流れ込みやすく、朝晩も中々涼しくならないでしょう。

大雨注意

向こう1ヶ月の降水量は沖縄・奄美で多く、西日本で平年並みか多い予想です。来週にかけて台風11号が沖縄から日本海に向けて北上するため、西ほど多雨傾向です。また、9月後半も気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすいため、1ヶ月を通して平年と比べ曇りや雨の日が多くなります。北日本も秋雨前線の影響で、やや多雨傾向となります。大雨に要注意です。

2.専門版

熱帯

熱帯の対流活動はインド洋東部で活発、太平洋中部〜東部で不活発の予測。ラニーニャや負のIODに対応している。

200hPa速度ポテンシャル(1か月)

上層

200hPa流線関数(1か月)

200hPa流線関数はヨーロッパからの亜熱帯ジェット沿いの波列により、日本付近は高気圧性循環偏差で、偏西風は北偏。

中層

500hPa高度(1か月)

500hPa高度は負のAOがみられ、日本を含む大陸〜アリューシャン列島南にかけて正偏差。サブハイの日本付近への張り出しは強い。また、黄海付近はトラフで西谷傾向。

下層

850hPa流線関数(1か月)

850hPa流線関数は日本付近で高気圧性循環偏差。上空のリッジが寄与している。南西諸島は低気圧性循環偏差で、台風11号の影響が大きく出ているものとみられるが、期間後半も偏差は小さいながらも出ており、引き続き熱帯擾乱が発生しやすい環境場が続く。負のIODによりフィリピン付近が高気圧性循環偏差となっており、北側の偏差との風が合流するため、低気圧性の渦が出来やすくなっている。

海面気圧(1か月)

海面気圧は日本の東で正偏差、本州〜南西諸島は負偏差。西日本〜南西諸島は気圧の谷となっており、湿りが入りやすく多雨傾向。

850hPa気温(1か月)

850hPa気温は日本付近で正偏差。偏西風北偏や下層暖気の南からの流入が影響している。多雨傾向で日照が少ない西日本以南は他地域に比べると高温偏差が小さい。


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