見出し画像

1か月予報(4/24~5/23)

4月22日発表の1か月予報です。

ゴールデンウィークは西・東日本では晴れる日が多くなりそうです。

また、沖縄では梅雨の足音が聞こえてきそうです。

1.一般向け

沖縄は低温傾向

向こう1か月は偏西風が日本付近で南下しやすく

沖縄付近に寒気が流れ込みやすい予想です。

このため沖縄では気温が平年並みか低い予想です。

その他の地域はほぼ平年並みです。

西・東日本は晴れる日多い

西日本中心に高気圧に覆われやすく

西日本と東日本太平洋側は

平年と比べて降水量は平年並みか少なく

日照時間は平年並みか多いでしょう。

ゴールデンウィーク後半は晴れる日が多くなりそうです。

コロナの感染がまた増えてきて

緊急事態宣言の出るところがありそうですので

ちょっと残念ですね。。。

沖縄は梅雨入り?

沖縄の梅雨入りの平年日は5/9

3,4週目(5/8~21)の天候は

平年同様、曇りや雨の日が多いとなっているので

平年通りの梅雨入りとなりそうです。

湿気対策はゴールデンウィーク中に済ませておきたいですね。

画像1

画像2

2.専門向け

偏西風南偏について

200hPaの流線関数は日本付近で低気圧性循環偏差となっているので

偏西風は南偏傾向といえる。

画像3

また、500hPa高度場はシベリアで明瞭なリッジが見られ

その波列が日本付近でトラフを作っている。

画像4

北日本付近では正偏差極大が見られるため、

北日本では平年並みの寒気が入る。

寒気の影響を大きく受けるのは沖縄・奄美で

850hPa温度場は負偏差域が東西に広く広がっている。

画像5

これは偏西風南偏と

東シナ海に予測される高気圧により

北風偏差になりやすく、寒気がより流れ込みやすいということが大きく寄与しているものとみられる。

画像6

ゴールデンウィークの寒気

寒気の南下については、

2週目にかけては全国的にも大きく負偏差域がかかっており、

ゴールデンウィーク中は冷涼な空気に覆われることを示唆している。

画像8

1週目↑

画像7

2週目

現在明瞭な日本の東の寒冷渦や元台風2号の低気圧の西側、

西から進む高気圧が明瞭なために、日本付近は北風偏差になりやすく

寒気が流れ込みやすいために低温傾向が示されているよう。

画像9

3・4週目は太平洋高気圧の勢力が強まってくるため

この傾向は弱まる。

沖縄の梅雨入りは平年並みか

沖縄の梅雨入りは太平洋高気圧の張り出しがカギを握るが

MJO東進が今期間は明瞭で

3・4週目にフィリピン付近に戻る予想。

画像11

この対流活発に対応して、太平洋高気圧の勢力が強まってくるとみられ

梅雨前線が形成されそう。

3・4週目の気圧配置では沖縄付近で気圧の谷がみられるため

これが梅雨前線に対応しているものと思われる。

画像10

2週目の気圧配置では高気圧の西への張り出しが強く

平年よりも早い梅雨入りの可能性は低いのではないかと思う。

画像12

今のところ降水量は平年並みであるが

再び熱低が発生すればこの傾向は大きく変わるかもしれないので

今後の資料に留意する必要がある。


おもしろい、少しでもお役に立ったならよろしければサポートをお願いいたします!気象業務への活動費にさせて頂きますm(_ _)m