1ヶ月予報(4/23〜5/22)
4月21日発表の1ヶ月予報です。
全国的に気温が高く、西〜東日本は雨が多いでしょう。
1.一般向け
初夏の陽気
向こう1ヶ月の気温は全国的に高いでしょう。
特に4月終わりから5月はじめにかけては
西〜東日本の気温はかなり高く
この時季としては10年に一度レベルの高温になる恐れがあります。
ゴールデンウィークは湿った空気も入りやすく蒸し暑いので、お出かけされる方は熱中症に気をつけましょう。
梅雨のような天気
向こう1ヶ月の降水量は東日本太平洋側と西日本で多く、東日本日本海側で平年並みか多く、その他はほぼ平年並みです。前線が日本付近に停滞しやすく、西〜東日本では梅雨のような天気となり、雨が多くなるでしょう。大雨となる日も出てきそうなので、ハザードマップの確認や防災グッズの再確認を今のうちにしておきましょう。
2.専門版
熱帯
熱帯の対流活動はインド洋を中心に、フィリピン付近にかけて活発。太平洋中部以東は不活発。
上層
熱帯の対流活動に対応して、200hPa流線関数は中東付近で高気圧性循環偏差で、亜熱帯ジェット沿いの波列で、日本付近は高気圧性循環偏差となり、偏西風は北偏傾向。アリューシャンの南も高気圧性循環偏差で、大陸から太平洋にかけて北偏傾向。
上層
500hPa高度は上層ジェットの北偏に対応して、日本付近から北太平洋にかけて正偏差。一方、極渦の南下に伴い東シベリアは負偏差。
下層
熱帯の対流活動に対応して、850hPa流線関数は、インド洋西部や東南アジアは低気圧性循環偏差、その北にあたる日本付近は高気圧性循環偏差。太平洋高気圧が日本の南への張り出しが強く、西〜東日本には湿りが入りやすい。
下層循環に対応して日本のはるか東日本は顕著な正偏差で、太平洋高気圧の位置が例年より北にシフトし、日本の南はかけて気圧が高い。東シナ海には負偏差がみられ、前線帯に対応していて、多雨傾向を裏付けている。また、カムチャツカ半島付近は負偏差で、南高北低型となる。
南高北低型の気圧配置により、850hPa気温は日本付近は正偏差で高温傾向。