ぼくまほが楽しみな理由
『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』略してぼくまほ。
脚本家が自らタイトルが長いと認めているこの映画、元々は朗読劇として作られて何度も再演されている人気作です。何度も再演されているのは知っていましたが観たことはありませんでした。
放送作家業・脚本業から引退した鈴木おさむさんが「辞める前にどうしてもこの作品を作りたかった」という映像化です。
今週2/21(金)の公開がとても楽しみです。
楽しみで楽しみ過ぎて、なぜこんなに楽しみなのか整理したくなりこれを書いています。
あらすじやインタビューから膨らませた想像で楽しみにしてるので、公開されたら感想が180度変わる可能性はありますが‥
理由1 八木勇征ファンだから
単純明快!今ファンじゃない世界線は無いのでこれは大きな理由です。
私は八木勇征の演技を感じさせない芝居が大好きなので楽しみですし、八木勇征の歌声も大好きなので主題歌が劇中のどんな場面で流れるのか、すでに大好きなED曲をどんな感情で聴けるのかが楽しみです。脚本の鈴木おさむさんがご自身がパーソナリティを務めるラジオで、映画に全然合ってないじゃないかって主題歌もある中で映画の為に作ってもらったからぴったりだと言ってましたからね。
また、八木勇征の所属するFANTASTICSメンバーで共にツインボーカル務める中島颯太が鑑賞中に何度も泣いて、鑑賞後八木勇征に熱いメッセージを送ったというのも楽しみが増したポイントです。彼らの絆が〜とかではなく、感情がフラットであまり泣かないとよく言われる中島颯太が何度も泣いたということに期待値が高まりました。
理由2 邦画には珍しいタイプのファンタジー
邦画でファンタジーというとイメージするのはタイムスリップ・タイムリープものや世界まるごとファンタジーのような作品。ぼくまほのようなファンタジーはありそうで無かったと脚本家や演者も語っています。それは単純に映像でその世界観を表現するのが難しいからだと思います。
この作品とは関係無い作品について映画評論YouTubeで、舞台だと「想像してください〇〇です」が成り立っても映像だと見えちゃうからそれがとても難しいというような話をしていてとても共感しました。これがまさにそうで小説・舞台・映画(ドラマ)の中で一番想像力を奪うのが映画だと思っていて、その分映像で見せてもらえるんだけどそこに違和感があると一気に冷めやすくて難しいと思います。特に現代日本が舞台だと想像の余地が更に狭まって然りげ無いファンタジーは難しいと思います。
ですが、今のところ試写の感想でもそういうことを見かけないので楽しみが増しています。
理由3 映像が美しい
撮影地は南房総がメインのようですが予告で見る限り自然豊かな場所が舞台で、一枚紗がかかったような優しさの向こうから青年たちの溌剌と瑞々しいさまが溢れてくるような映像が楽しみです。
理由4 サウンドトラックも美しく優しい
映画公開前にサントラが配信されるのはよくあることなのでしょうか?今までそこを意識したことが無いのですが、映像を観てしまうとその印象がどうしてもついてしまうので先に音楽に集中出来るの良いですね。とは言え音楽にも楽器にも詳しく無いのでピアノっぽい音だなくらいしかわかりませんが、不穏さが滲み出る曲からですら優しさを感じられ映像と共に体感できるのが楽しみです。
理由5 魅力的な共演者
幼馴染は話題作への出演が続く素敵な俳優さん達ですが、ベテラン共演者、中でも特に笹野高史さん田辺誠一さんと八木勇征の共演がとても楽しみです。笹野さんは映像作品もバラエティも沢山見ていますが、平成中村座での生の芝居が一番印象に残っています。田辺さんは親子2人のシーンでのアドリブに触れている記事があったのでその部分も楽しみにしています。
この映画で共演シーンがあるのかまだわかりませんが、阿部亮平さんと『山田クソ男の3本ノック』ぶりに同じ作品で観られるのも楽しみにしています。
早く観たいですがこのワクワクが終わるのは少し寂しい気もします。が、やっぱり早く観たい!
公開初日に観に行きます!