メガネ屋さんの視力検査って何をしてるの?
メガネ店や眼科で視力を測るときにいろんな視表を使って検査をされるけど、あれって何をしているの?何となく輪の切れ目を上...下..とやるのはわかるけど、ほかにも違いのよくわからないものを見せられたりすると思います。
どっちが見やすいですか?って聞かれてもずっと見ていたらどっちなのかわかんないよ!って時ありませんか?
様々な視表でいろいろな値を測ってます
タイトルにも使ったCみたいな輪の切れ目を答えるものは、「ランドルト(氏)環」といって、視力を測るものになります。
正確には視角というものを測定して、大きさ約7.5mm、切れ目の幅約1.5mmの輪の切れ目を5メートルの距離から識別できる状態を視力1.0と言います。その時の視角は1°の60分の1(1分)です。
海外では日本でいう視力1.0の事を20/20と表記したりすることもあります。
その他には乱視を測ったり、球面度数の微調節を行ったり両目のバランスをとったり、両目の機能を測定したりといろんなことをやっているんですよ。
例えば下に書いてある放射状の線がたくさん書いてあるような図表は、乱視を測定するときに使います。様々なバリエーションがあり、点線で書いてあるもの、実線で書いてあるもの、線の本数が多いor少ないなど存在しています。
乱視というのは矯正する方向があり、その方向を探すためにこのテストを行っています。
赤とか緑とかわかんない!!
代表的なものでいうと赤と緑の画面が出されてどっちが見やすいですか?なんて聞かれるものもありますよね。
あの視表は光の波長の違いを利用して眼の中の網膜上にどのように焦点が当たっているかを調べているんですね。
赤のほうがよく見える場合は近視よりの状態で緑がよく見える場合は遠視状態になっているんです。かなりざっくりですが(笑)
その他にも点群視標などと呼ばれるものや、ポラテストなど様々なツールを駆使して私たちの眼を正確に測定しているんですよ!
メガネ屋さんは意外とお勉強がとても大切なお仕事なんですね。
ちなみに、いろいろ測定した後にあれは何を測っていたんですか?って聞いてみて丁寧に一般の方にもわかりやすく説明できるメガネ屋さんはたぶんいい眼鏡店ですね^^
それではまた次回!
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視力測定,乱視,ランドルト環,レッド/グリーンテスト