卒展を見てきました
北陸に雪が降るという予報のなか、金沢へ行ってきました。
事故+除雪作業で高速が渋滞していて、予定より30分遅れで金沢に到着。
雪は確かに積もっていましたが、そこまででもない感じでした。
ということで、21世紀美術館へ。
こちらで開催されていた金沢美術工芸大学の修了制作展を拝見しました。
今年は卒展は見ない、と決めていたのですが、どうしても作品を見ておきたい人がいたので足を運びました。
おそらく今年はここだけになるでしょう。
深田拓哉「昔、みたあれは何だったのだろう」
深田さんの作品は昨年、「群馬青年ビエンナーレ」と「ストレンジャーによろしく」でそれぞれ拝見して、非常に気になっていました。
「忘れられたモノたちに」
「ここはぼくたちのもの(そしてそうじゃない)」
飛び出し坊やや道路に書かれた「止まれ」や矢印の標識などを鉄で巨大化させて作ってしまうパワフルさ。
後者の作品は金沢市内の公園(建物と建物のあいだのわずかなスペース)に設置されたものなんですが、「売地」の文字が誤解を生んで金沢市からクレームがついたという曰くつきの作品です。
こんなダイナミックかつ無茶なことやれる作家さん、なかなかいないから一気に好きになってしまいました。
さて、今回の作品なんですが、鉄でできた「安全第一」という文字がくるくる回るのです。
ご本人のツイッターより。
この迫力よ。
奇をてらっているように見えますが、実際にはクオリティが高く、今後どうなっていくんだろうと興味が湧いてきます。
これからもまた展示を拝見したいと思っているのですが、個人的には名古屋のギャラリーNさんの空間とかで見てみたいなー、なんて思ったりしています。
会場に置いてあった名刺。
個人情報なので裏面を見せていますが、なんと鉄板に手書き!
ユニークで思わず笑ってしまいました。
【今回取り上げた展示】
「金沢美術工芸大学 卒業・修了制作展2022」
2022年2月16日〜2月21日
金沢21世紀美術館 市民ギャラリー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?