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FPVドローンの始め方4ステップを解説

本記事では、これからFPVドローンを始める方や興味のある方に向けて、FPVドローンの始め方を4つのステップに分けて解説します。

本記事に関する動画はこちら

Step 1 . 資格の取得

FPVドローンを始めるためには、「無線従事者」の資格を取得する必要があります。FPVドローンは、ドローンに積んでいる映像送信機(VTX)からFPVゴーグルに映像を映し出し、その映像を見ながらリアルタイムで操縦を行います。この映像伝送には、5.8GHz帯 / 5.7GHZ帯の周波数帯が使われています。この周波数帯を日本で使うためには、電波法に則り無線従者の資格が必要になります。必要な資格は以下の二つに分られます。

個人や趣味での利用 → 第4級アマチュア無線技士
業務利用 → 第3級陸上特殊無線技士

両者の違いは、営利目的か否かです。アマ4は営利目的での使用は禁止されており、あくまで趣味の範囲内です。FPVドローンを業務で利用する場合やYouTube上で収益化をする場合は三陸特が必要になります。FPVドローンを楽しみたい方は、とりあえずアマ4を取得すれば問題ありません。

アマ4の受験申込

※両者の詳しい違いついては、別記事で解説します。

Step 2 . 免許証の申請

アマ4あるいは三陸特を受験して合格通知が届いたら、無線従事者免許証の発行する必要があります。この免許証は、運転免許証と同じようなものです。自分自身が無線従事者であることの証明になりますし、Step 4で解説する開局申請の際に、無線免許の番号が必要になるので合格通知が届いたら申請を行いましょう。発行のための申請方法は電子と書面の二つがあります。

申請方法は下記のURLをご覧ください。

申請してから、免許証が手元に届くまでに約1ヶ月かかるので早めに申請することをお勧めします。

Step 3 . FPV機材の購入

FPVドローンを始めるには、ドローン(VTX)、FPVゴーグル、プロポなどたくさんの機材が必要になります。Step.4の開局申請の際に、使いたいVTXの写真を添付する必要があるため、最低限VTXは揃えておきましょう。FPV機材をどこで買えばいいのかは下記の動画で解説しています。

Step 4 . 開局申請

「開局申請」とは、自分がどんなドローン詳しくはVTXを所持し、運用していくのかを総務省に届け出て、無線局免許状を発行する手続きのことです。ここで、無線免許証と無線局免許状と似たような単語が出てきました。

無線免許証は、5.8GHzの無線を操作するために必要な免許であり、あなた自身が無線従事者であることを証明するもの。無線局免許状は5GHz帯の電波を発する映像送信機(VTX)に対して発行されるものです。それぞれ役割が違うので理解しておきましょう。

無線局免許状が手元に届くと、そのドローンでFPV飛行を楽しめるようになります。この開局申請も電子と書面の二つの方法があります。以下の動画で開局申請の方法を解説しているのでご覧ください。

最後に

本記事では、FPVドローンを始めるための大まかな流れを解説しました。FPVドローンは、知っておくべき知識がまだまだたくさんあるので随時更新していきます。

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