旧エクスプライドを21エクスプライドに進化させてみた。
シマノの大人気バスロッド「エクスプライド」
琵琶湖のプロガイドやアメリカの大会で活躍するバスプロがメインに使用するほどのクオリティでありながら、手に取りやすい価格帯であるということが人気の秘訣です。
僕も、エクスプライド172H-FRという、ロッドを使っています。
使用感としては、文句なしです。非常に扱いやすいです。
しかし、大きな欠点があります。
それは、エクスプライドの特徴的なグリップデザインである「コルク+EVA」のせいで、遠目からでも
「お、あの人エクスプライド使ってんな」
とバレてしまうことです。
僕の感覚としては、「コルク+EVA」はなかなかカッコいいデザインだと思います。しかし、みんなが使っているだけに横に並んだ釣り人と竿がかぶってしまうのはなんか嫌なんですよね…
ということで、今回はグリップを改造します。
グリップ改造!!
今回は、エンドグリップを一度破壊し、そこに新しくコルクグリップを装着するという計画です。
↑今回の記事はこの動画を文字起こしした内容です。記事の内容をより詳しく知りたい方はご覧いただけると幸いです。
1.グリップを破壊します。
もともとついているグリップをカッターナイフやペンチを使って破壊していきます。
ブランクスに傷がつかないように注意します。
2.エンドキャップを外す。
エンドキャップを引っこ抜いてやろうと、力一杯ひっぱたり捻ったりしてみたのですが、びくともしません。Google先生曰く、ヒートガンで温め、設置を軟化させたうえで引っこ抜くらしいのですが、生憎ヒートガンを持っていません。
そこで、僕はエンドキャップギリギリのところからノコギリで切り落とすことにしました。
まずはマスキングテープでカットの目印をつけ、なるべくまっすぐになるように切っていきます。
3.ブランクスの表面を紙やすりで綺麗にしていきます。
後で、この上に新しいグリップを被せるので、神経質にピカピカにする必要はありません。
4.先ほどカットした断面を水平にする。
エンドキャップを装着するので、なるべく水平にしておきます。
5.装着するグリップの内径とブランクスの内径を合わせる。
近所の釣具屋で買ってきたエンドグリップは穴が狭いので、ブランクスに合わせて広げていきます。
この作業が一番大変でした。
鉛筆やらボールペン等丸いものに紙やすりを巻き付けて穴をひたすら広げていきます。
この作業は絶対ドリルでやるのが楽です。
6.エンドキャップの穴も広げる。
エンドキャップも同様です。ひたすらに穴を広げます。
7.接着
いい感じにハマることを確認し、接着します。2液タイプのボンドを使用しました。
2液タイプのものは、とにかくよく混ぜてから使用します。よく混ぜないと硬化不良で接着がうまくいかないらしいです。
なるべくたっぷりと塗って、そこにグリップをはめ込みます。はめ込む時は、グリップを回しながら、グリップの内側にもしっかり接着剤がつくように意識します。
8.グリップを削る
今回は円柱タイプのコルクを購入したので、イイ感じにくびれたグリップに削っていきます。
どの断面で切っても真円になることを意識しながら削ります。
9.完成!!
完成しました。
どうでしょうか、カッコよく仕上がりました。
これで僕のエクスプライドは21年モデルへと進化しました。
まとめ
以上、動画の内容を簡略化したものではありましたが、制作記を残してみました。
「釣り」は水辺で魚と戯れる遊びです。しかし、水辺に立つまでに、道具と戯れる時間もまた「釣り」という遊びの一部だと思います。こういった時間がつれた時の喜びを増幅してくれることは間違いありません。
コロナでなかなか釣りに行けない方も多くいるとは思いますが、家でも「釣り」は楽しめるので、ぜひロッド改造をやってみることをお勧めします。
では、また。