機械学習におけるパラメータとは
パラメータとは変数を意味します。つまり、時と場合によって変化する数値のことです。機械学習ではパラメータという言葉が頻繁に出てくるので押さえておく必要があります。
機械学習ではパラメータを最適化して予測モデルを作る
機械学習ではパラメータをいろんなパターンに対して振って、最も精度の高い予想ができる点を見つけます。与えられた入力Xに対して出力Yがあるとします。入力データと出力データの関係性を見つけるためにパラメータを調整します。
調整されたパラメータにて、評価関数を用いて、誤差が最小となる点を探したり、1に近づく点を探したりします。(使用する評価関数によって求められるものが違う)
単回帰分析におけるパラメータ
まず、単回帰分析について考えましょう。単回帰分析において以下の数字が与えられたとします。
X=1,2,3,5,7,10
Y=2,4,6,10,14,20
この場合XとYの間にはY=2Xという関係がありそうです。この場合、パラメータはどれになるでしょうか。
正解は「傾き」と「切片」です。つまり、2(傾き)と0(切片)がパラメータとなります。単回帰分析においてはy= ax +bというモデルを想定した時、パラメータはa(傾き)、b(切片)となります。
決定木によるパラメータ
もう一つ決定木という機械学習のパラメータについて解説します。決定木とは質問に対する2択ないしはそれ以上の分岐を階層的に作ることで判別・回帰するものです。
決定木においては分岐の深さと分岐の数がパラメータとなります。何回も繰り返せば説明力は上がりますし、選択肢の数が多いほど詳細なことが分かります。