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Dana Village・福島県西会津 

Vegan 生活

Dana Village での生活は全て完全なる自然由来製品から成り立っています。食卓はもちろん、洗剤や歯磨き粉など日常生活の隅々まで。これらは生活用水を川に流すことなどから、自然環境を守るための行いです。自然環境の保全というのはDana Villageの一つのテーマでもあり、彼らが営んでいる農家では無農薬で植物を栽培しています。

私は肉が好物だったので、Vegan Mealでの生活に強い違和感と疑念を持っていました。しかし、彼らの培ってきたVegal Mealのレシピは数を知れず、ご馳走の完成度に毎回感嘆していました。正直、肉抜きで1ヶ月過ごすなど考えられない人生を送ってきましたが、これからも確かな料理スキルを持ってすればVegan Meal生活をやっていけるなと感じされました。

1ヶ月という短い期間だったので目に見えて大きな変化がありませんでしたが、Vegan生活を始めてから排便は確実に調子が良かったです。

Veganという言葉に身近な存在としてSustainablityがあると思います。滞在期間、ホストファミリーから沢山の事を学びました。中でも世界最大のエコビレッジ・オローヴィル滞在経験のお話はとても興味深いものでした。オローヴィルとは南インドに存在する国際的な共同体ビレッジです。世界中の人々が、民族、国籍、思想信条を乗り越えて調和するかつ、金銭でのやり取りを最小限に抑えて暮らし、パーマカルチャーの体現を目指されているそうです。パーマカルチャーとはパーマネント(永続性)、農業(アグリカルチャー)、文化(カルチャー)を組み合わせた造語で、永続可能な循環型の農業をもとに、人と自然がともに豊かになるような関係性を築いていくためのデザイン手法を意味しています。

NetFlixで放送されているCowSpiracy という環境関連ドキュメンタリー動画を皆なで見るという会がありました。大量の森林伐採、水の使用、牛などによるメタン排出らが原因で農業、特に放牧産業が世界で一番環境に影響を与えている事を知りましたと。さらに衝撃的だったのが、それらの環境問題の裏で巨大な農産業の蜜を吸っている政治家の決定や偽善を装った環境団体の活動が社会に(時には人命にまで)影響を与えているという事でした。

現代医学とは異なった位置にいる健康への考え方にホリスティックヘルスという存在についても学びました。ホリスティック医学の定義は:

1.全体的な健康観に立脚

2.自然治癒力を癒しの原点におく

3.患者が自ら癒し、治療者は援助する

4.様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う

5.病の深い意味に気付き、自己実現を目指す

自然欠乏症といる存在も初めて知りました。ここにおける自然とは外的要因であるNatureの自然と自分らしく居れるなどといった人の内面にある自然性の二つを指しています。住環境、五感に働きかけるもの、身に付けるもの、体に取り入れるもの、人間関係の良し悪しが感覚・能力の低下、多動・注意力の散漫、限定的集中による疲労、なんとなくの体調不良などを引き起こそうです。逆にこれらを改善できれば、身体能力、精神衛生、創造性、自信、睡眠・成長・幸せ、五感が向上するそうです。

時代を超えた再認識

原始時代の人間の生活を考えた事はありますか?生活環境、食事、人間関係、そして”幸せ”の価値観など現代社会の染まりきった私達のそれらとは程遠い。しかし、本当に現代社会に染まってしまった私たちの生活や価値観は人類にとって益をもたらす物でしょうか?その答えに一石を投じてくれたのが、今回のホームステイでの生活でした。

大自然の中でのお仕事、子供たちと戯れる刻、めちゃくちゃ美味しいVegan Mealのご馳走など、現代社会とは駆け離れた環境でも、たくさんの幸せを感じる事が出来ました。そしてホームステイ先で暮らしている方々の生き方に人間の幸せとは何だろうかと考えさせられる日々でした。

ChildCareをしていく過程で、子供の可愛さと育てることの大変さを改めて思い知りました。改めて親に感謝する機会を頂きました。





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