推し活ジムバトル~隣の推しはよく餅食う推しだ~(R6.6.13)
こんばんは。遊です!
6月13日にトイコンプ茨木店さんで開催されたジムバトルに参加してきました。対戦していただいた方々ありがとうございます。
新たに作成した、くさりもち入り毒型ヒスイゾロアークを試してみました。今回はデッキ紹介を行いたいと思います。
使用デッキレシピ
デッキコンセプトは毒で狙う330ダメージです。
今までは【ヒスイゾロアークのエーススペック=マキシマムベルト】という鉄則がありました。
理由は2進化exであるリザードンexやドラパルトexなどのHPライン320~330は、ヒスイゾロアークVSTARの技「のろいをきざむ」の実質最大ダメージ280では不足するため、マキシマムベルトで底上げする必要があったためです。
しかし、ナイトワンダラーによりその前提が崩れました。くさりもちの登場です。
毒にするというハードルを越える必要がありますが、エーススペックの枠を使わずに320ラインまで見ることが出来るようになりました。
それにより他のエーススペックであるプライムキャッチャーやレガシーエネルギーを相手に警戒させることが出来ます。それだけで、リザードンやドラパルトなど、どのエーススペックを採用しても強く、そしてなにを採用しているか警戒をさせることができるデッキ、いわゆるTier1に近づけることができます。
次に、毒にする方法ですが、能動的に毒にする方法はナイトワンダラーの登場によりかなり増えました。
モモワロウexの特性「しはいのくさり」やサポート「アンズの秘技」などです。しかし、それらは悪タイプに限られており、無色タイプであるヒスイゾロアークを毒にすることは出来ません。
そこでアラブルタケです。
特性「もうどくふんじん」によりお互いのバトルポケモンを毒にすることが出来ます。ブーストエナジー古代をもたせないといけないですが、それさえ行えば相手も含めて毒に出来るため、実質HP330のリザードンexまで見ることが出来ます。
「のろいをきざむ」280+「くさりもち」40+毒10=330。すばらしい!
ヒスイゾロアークVSTARデッキの特徴は盤面さえ整えば継続して高火力を出し続けることが出来るがその要求値が幾ばくか高い、点にあります。
バトル場およびベンチ全員にダメカンを置きつつ、ダブルターボエネルギーが必要です。
ダメカンを置くにあたり、序盤に「大口の沼」を出せるかどうかは、その後の展開に大きな違いを生むことになります。沼によるダメカンを置くことが出来なければ、ゲンガーの特性「ならくのうらもん」に頼ることになり、ゲンガーは逃げエネが2とエネルギーの数が少ないヒスイゾロアークデッキには縛られる行為が致命傷となります。
また、ダブルターボエネルギーがなければそもそも攻撃すら出来ません。
そのため、いかに最初の手札に「大口の沼」を引けるか、タブルターボエネルギーが引けるか、が重要となります。
その点についてもナイトワンダラーにより解決されました。サポート「アクロマの執念」です。
このサポートの登場により大口の沼とダブルターボエネルギーを同時にもってくることができるようになりました。序盤の理想的な動きを行うためこれまで待望していた一枚です。
序盤はアクロマの執念により序盤にスタジアムとエネルギーをそろえ、中盤にペパーでダメージポンプやブーエナ古代やくさりもちなどの道具をそろえる。それにより安定して火力を出し続けることができます。
手札が悪くとも、序盤から終盤にかけてあらゆる場面で強く使えるVSTARパワーはヒスイゾロアークデッキの唯一無二の特徴であり、そこをいかにより強い場面で使えるかが展開の肝になってきます。
採用理由
ヒスイゾロアークVSTAR、ヒスイゾロアークV
いわずもがなの本デッキの主役兼推し枠。
基本的に攻撃はヒスイゾロアークでしか行わず、常に立てておく必要があるため4-4採用。
ヒスイゾロアークVのシャドーサイクロンはダメカンが場に乗りきっていないときに使えるため、常に打つという選択肢を頭に入れておくと強い。ただし、悪リザードン対面ではサイドを1枚取ってしまうと返しにヒスイゾロアークVが倒されるため、注意が必要。
ゲンガー
1枚採用。ヒスイゾロアークの相棒枠。
シークレットボックスやアクロマの執念により大口の沼を手札に入れやすく、場にダメカンを貯めやすいことからあまりベンチに出すことはない。あまり縛られたくないため、積極的に出すことはなく、どうしても火力が足りないときなどに限り特性を使ってベンチに出す。
次弾のステラミラクル発売後に作成予定である、ゼロの大空洞型では4枚採用する可能性あり。
アラブルタケ、ブーストエネジー古代
デッキコンセプトである毒付与の新しい相棒枠。
相手のバトル場を毒にできることも強く、リザードンexの330やタケルライコの240ラインをみれるようになる。また打点を調整して毒で倒れるようにすれば、キチキギスexの「さかてにとる」を相手に使わせることもないため、展開を有利に進めることが出来る点も非常に強い。
逃げエネが3と重いため、使わなさそうな対面では出さなくとも良い。
すべてのデッキ相手に使う枠ではないため、2-2採用。いざとなればハマナのバックアップで山札に戻せるため、序盤にトラッシュへ送ってしまってもさほど気にならない。
ミュウex、イキリンコex、キチキギスex、ネオラントV
システム枠。
ヒスイゾロアークデッキではビーダルの採用が一般的だが、枠がないことと純粋にこれらのシステムポケモンの方が強い動きが出来るため、ビーダルは不採用。
イキリンコexは1ターン目の展開を補助してくれる。2ターン目から殴っていかないとサイドレースで勝てないため、採用は不可欠。
ミュウex、キチキギスexは中盤以降のドローソース枠。特にキチキギスexは殴り合いのデッキに相性は抜群であり、常に手札補充をしてくれます。本当に強い。ミュウではなく、キチキギス2枚採用も検討中。
ネオラントVはスタートしてしまうと弱いが、それ以外はほしいサポートを確実に持ってきてくれるため、詰め筋になり得る。ボスの指令を直接持ってくるだけではなく、ハマナのバックアップで戻したエネルギーやどうぐなどを終盤にかけて圧縮した山札からファントムスターで引きに行くことなどもでき、やはり重宝する1枚。
キャプチャーアロマ、ネストボール、ハイパーボール
個人的にヒスイゾロアークデッキにおけるボール系の組み合わせはキャプチャーアロマ4枚、ネストボール2枚、ハイパーボール4枚がベストだと思っている。特にネストボール採用は大口の沼によるダメカンが乗らないことから解釈が違ってくる点。
ただ、ネストボールで場に出してもダメージポンプなどで後からダメカンを乗せることは比較的容易であり、採用しないでキャプチャーアロマの50%の賭けに負けて展開すら出来なくなるデメリットのほうが大きい場面が多々あったため、採用に至った。
ダメージポンプ
4枚採用。3枚でも良いかもしれない。
アグロ型とは違い、積極的にトラッシュへ送ることがない点やペパーで確実に持ってこれる点から終盤余ることが多くあった。ただ、かがやくリザードンが出てくる悪リザードンや赤ロストなどとの対面ではヒスイゾロアークVSTARのダメカンの数を1つに減らしておく必要があるため、減らすと序盤雑に使えなくなってしまう点から枚数は要検討。
シークレットボックス
マキシマムベルトに替わるエーススペック枠。
上述のように、ヒスイゾロアーク=マキシマムベルトという等式をくさりもちの登場がぶっ壊してくれたため、様々なエーススペックを使える可能性が出てきた。
まずは安定感を高めるためシークレットボックスを採用。
序盤の展開の安定性を高めるだけではなく、終盤に必要札を確実に持ってこれる点でも尋常ではない強さを見せてくれた。
今後はプライムキャッチャーやレガシーエネルギーなどの採用も検討したい。
ポケモンいれかえ
比較的多めの3枚採用。
常にヒスイゾロアークで相手を倒し続けなければサイドレースで追いつけない性質上、バトル場に縛られる動きにかなり弱いため、自然と通常のデッキでも採用される。
特に今回の構築ではアラブルタケを縛られることが負けに直結するため、多めに採用し、テンポを相手にとらせないようにしている。ペパーで確実に持ってこれるため、非常に使いやすい。
くさりもち
今回の構築の肝。このカードの登場によりすべての考え方が変わった。
ダメージラインが280+40=320を非常に綺麗であり、相手を毒に出来れば330までみることが出来る。マキシマムベルトでしか達成できなかったダメージをエーススペックを使わずとも実現できることにどれだけ感動したことか。
参考のダメージラインは下記の通り(ダブルターボエネルギーを前提)。
場のダメカン乗り4体 180(ミュウexなど)
場のダメカン乗り4体+毒 180+10=190(ロトムVなど)
場のダメカン乗り4体+くさりもち 180+40=220(パオジアンex、ミライドンexなど)
場のダメカン乗り5体or場のダメカン乗り4体+くさりもち+毒 230(180+40+10=230)(トドロクツキex、テツノカイナexなど)
場のダメカン乗り5体+毒 230+10=240(タケルライコexなど)
相手の毒+場のダメカン乗り5体+毒 10+230+10=250(イイネイヌexなど)
場のダメカン乗り5体+くさりもち 230+40=270(ガチグマアカツキex(260)、ダークライVSTARなど)
場のダメカン乗り6体or場のダメカン乗り5体+くさりもち+毒 280(230+40+10=280)(アルセウスVSTAR、ギラティナVSTARなど)
場のダメカン乗り6体+毒 280+10=290(おまもり付タケルライコなど)
場のダメカン乗り6体+くさりもち 280+40=320(ドラパルトexなど)
場のダメカン乗り6体+くさりもち+毒 280+40+10=330(リザードンexなど)
ペパー
ポケモンのどうぐが必要な場面が多いため、それを確実に持ってこれるよう4枚採用。シークレットボックスを持ってこれることも強く、1ターンでくさりもちとブーストエナジー古代をそろえることが出来る。
終盤は山札に余ることも多く、強く使えないときもあるため、採用枚数は要検討。
アクロマの執念
我らが推しのために用意されたかのような1枚。
今まで縦引きに頼るしかなかったダブルターボエネルギーと大口の沼を確実に持ってくることが出来る。序盤の展開に使えるとかなり強い。あまり多く使うことはないと判断し、2枚採用。対戦によってはまったく使わないこともあるため、ベストな採用枚数だったと感じる。
ハマナのバックアップ
序盤にトラッシュに置いておき、終盤にともだちてちょうで山札に戻しつつ使う動きが強い。あとはエネルギーとくさりもちやブーストエネジー古代がつけば勝てる、、、というような場面でトラッシュからそれらを戻してファントムスターで引くという動きが出来ます。エネルギーやどうぐの数は絞っているため、必須な1枚です。
ジェットエネルギー
4枚目のポケモンいれかえとしても使え、シャドーサイクロンの選択肢も持つことが出来る1枚。ミュウexにつけて技を打てるようにすることも強い。特にミミッキュなどで積むので、見えたら積極的にミュウにつけたい。
採用を検討したカード
マナフィ
アクロマの執念という、アクロマがつくカードを使う性質上、キュレムがかなり怖い。枠の都合上採用できていないが、なんとか枠を生み出して採用したいところ。
今のところ出会ってはいないが、アラブルタケが実質耐久110になるせいで採用が必要になる。
クレッフィ
緑オーガポンやモモワロウexなど最近はたねexの特性を使う場面が多くあり、相手にテンポを取らせない意味でも採用したら強そうな1枚。
最近のサーナイトで採用されていると聞き、うつろがえりの引き先としても優秀なので採用を検討。
かがやくヒスイオオニューラ
毒によるダメカンを2つ増やす特性を持つ。上記のダメージラインをさらに増やすことができ、イルカマンexなどにも届かせることが出来る。また展開がうまくいかなかったときのダメージラインの調整などにも寄与するため、検討の余地あり。
かがやくフーディン
旧ヒスイゾロアークの相棒枠。
最近でも採用されている構築は少なくないが、クイックボールのレギュ落ち、ネストボールやなかよしポフィンの登場により山札から直接ポケモンを出す場面が多くなり、相手にダメカンが乗りにくくなったため最近は不採用としていた。
雑に毒にしたときの相手のダメカンが余るときがあるのでそれを動かせると強そう、という採用検討。上記と同じく打点調整などにも寄与するため、検討の余地あり。我らヒスイゾロアーク使いは絶対に持っていたであろう1枚。こんなに高くなるとは、、、
マシマシラ+悪エネルギー
アグロ型使用時にすごく助けられたセット。より能動的にダメカンが乗りやすく、回復も兼ねることが出来るため出来るなら採用したい。出来るなら、、、
サイコトリップでミミッキュを狩ったのは良き思い出。
カウンターキャッチャー
基本は先攻をとり、サイドも先行する構築だが、当然それができない対戦もあるため、サポート枠を使わずとも可能な呼び出し札は1枚ほしい。ただ枠がない。どこを抜くべきか、、、
ツツジ
ナンジャモ1枚と変えてピン刺ししたい。ネオラントVやシークレットボックスから持ってこれると逆転の札として強くでれるため、ぜひとも採用したい。ただナンジャモの数が減ることで安定感は若干減るため、要検討。デッキタイプの性質上、終盤にはボスなどを使う方が強く、終盤に使いにくいサポートであるため、圧倒的にサイド先行されている試合やほぼ積み盤面でしか使えないのはもどかしい。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ナイトワンダラーの情報が出たときから、この構築を使うことをすごく楽しみにしていた一方、アグロ型と比較して回るのかどうか非常に不安でした。
6月13日に使用した結果、戦績は2勝1敗。
vsゲッコウガex 勝利 サイド6-4
vs赤ロスト 敗北 サイド4-6
vsサーナイトex 勝利 サイド6-5
サイド差はかなりぎりぎりながらも、比較的苦手なゲッコウガとサーナイトに勝てたのは大きな収穫でした。
6月16日開催のトレーナーズリーグにこの構築で参加しようと思っているので、またそのノートは投稿したいと思いますので、また読んでいただけると嬉しいです。
CL大阪での我らが推しの優勝をみるためにも、これからも応援よろしくお願いします!
それではまた。
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