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人間に飼われている動物ってかわいそうだろうか?

答えの出ないことを考えるのが好きである。

「人間は人間以外の動物との共生が上手くできるか?」

人間に動物を飼う能力があるかどうかというのは答えのある問いだろうか。

ネットニュースで、日光猿軍団の舞台中の行動が物議を醸している。
猿に芸を躾けるのはかわいそうという考えはわからないでもない。
芸をするのに向かない猿もいるだろうから。
しかし、ニホンザルは他の動物と違って環境適応力は低いのだろうか。
たとえば魚より猿の方が知能的には賢いと思うが、猿と魚はどちらの方が人間に飼われた時の不幸度が高いのだろうか。

ニホンザルの動画を見ると、ニホンザルを飼う(一般の人は飼えない)ことは、言語の違う子を養うようなものかなと思える。
永遠に日本語を話すことはないが、一緒にいればボディーランゲージで伝わることも多いようだ。

ニホンザルの躾けは、人前でも行うらしい。

ニホンザルは賢い動物である。
人間のご機嫌もうかがうし、仮病も使うし、甘えん坊で、好奇心旺盛だ。
食べ物で簡単に釣れる動物でもない。
ニホンザルほど賢い動物に躾けを施していけないとなったら、うちの猫などどうなるのだろう。
こちらの気を惹くためにわざとものを落としたり、机に乗ったりするとき、手をたたいたり、大きな音を立てて叱っている。

「ダメ!」

結構大きな声で叱るのだ。
行き過ぎた暴力はいけないと思う。しかし、言語を覚えないうちに後から叱ってわかる子供はいないように、永遠に日本語を覚えてくれない動物には大げさな伝え方をする必要もある。

そんな暴力的なことをするなら、動物を飼うなと言われてしまうだろうか。
実のところ、猫がどうしても飼いたくて飼ったわけではない。
うちの庭に居ついたのを拾ったのだ。そのままでは死んでしまっていた。
我が家にいるなら我が家のルールを覚えてもらわなければならない。
料理をしている最中に扉を開けて台所に来られては困るのだ。
包丁で猫を傷つけてしまうかもしれない。
もちろん勝手にストーブのスイッチを入れて火傷をしてしまわないようにコンセントを抜いて出かけるなど、こちらが気を付けるべきところは気を付けたい。

虐待はダメだろう。
そんなことはわかっている。しかし、いらいらして言い方がきつくなることはある。それを人間以外の動物がわかってくれるとは思わない。
しかし、憎くてするわけではないのだ。
SNSで問題視されているという動画は見ていないし、見るつもりはない。
一方で、猫が逃げ出して、道路に飛び出そうとした猫に、私がつい「ダメ!」と怒鳴って猫が固まった隙に捕まえたりしたら、なんて乱暴な飼い主なんだとSNSに晒されたりするのだろうか・・・なんて考えてしまう。

基本的にプロのやることは信じたい。一人の会社ではないのなら、違和感を覚えたらまず会社に苦情を入れたらよいと思う。

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猫様とごはん
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