俳句 part.73 「ねこじゃらし」
我が家の飼い猫の三毛が8月頭から病院通いが続いています。鼻水がひどくなってしまいました。
拾った時は今にも死にそうだったので、これまでよく生きたじゃないかと家族は言うのですが、まだたった3歳なのにと思うと割り切れません。
早く元気になってほしいです。
例えば、吐いたり、鼻血が出たり、鼻水が止まらなかったりなどは、自分だったらびっくりしないのですが、相手が猫だととても動揺してしまいました。
子供の頃、犬が病気になった時は、犬は呼吸がはっきりしているので、「まさか死んでないよね?」などという心配はありませんでした。しかし、猫は呼吸が静かなので心配になってしまいます。
せっかく庭にたくさん生えている猫じゃらしですが、ばい菌とか怖くて遊ばせることもできません。猫草の栽培キットをネットで見つけたので買ってみました。
数百円の容器で、これだけ発芽が良いならわざわざ葉っぱが生えている猫草を毎年買う必要がありません。
早くセミ猫が元気になって、猫草をあげても大丈夫かなと思えるぐらいになってほしいと願っています。
食べごろか?そよそよそよとネコジャラシ
金色の揺るる前庭ネコジャラシ
蔵の中、かつての記憶ネコジャラシ
昔話の塩むすびとネコジャラシ
潮風の遊ぶ夜更けやネコジャラシ
流されるネコジャラシあり猫川辺
ぐあんぐあんと猫をじゃらして振り回す
右耳にひっかけ歩くネコジャラシ
野良猫はうんともすんともじゃらされず
移りゆく世の末眺むネコジャラシ
橙の朝空に溶くネコジャラシ
山肌を柔に撫で擦るネコジャラシ
山肌に和毛の刺さるネコジャラシ
ネコジャラシ垂るる穂の口に届かざる
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートお願いします。いただいたものはクリエーター活動の費用にさせていただきます。