なぜお湯は白く濁っているのか?
水道水から出てくる水をお湯に変えたとき、その色が白く濁っていることに気づきませんか?白く濁った正体は何でしょうか?
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正体は、空気です!
「もともと空気が水に溶けていたものが温度が上がったことによって小さな粒の集合体として目に見えるようになった結果」白く見えていたということです。
ではどうして温度が上がると小さな集合体が目に見えるようになったのでしょうか。それには「水の気体に対する溶解度が重要になってきます」
空気の水に対する溶解度を調査してみると、次のようなことが分かりました。(丸善出版 理科年表をもとに作成)
温度が高くなると溶解度が小さくなることが読み取れます。それでは本題であった事象を考えていきましょう。①水道水の温度は20℃だとします。②お湯の温度を60℃とします。①と②の溶解度の大きさは①>②です。溶解度の意味を振り返ると溶質が溶媒中に溶解する量の上限とあり、つまり今回で行くと溶質(空気)が溶媒(水)に溶解(溶ける)量なので①>②ですね。ではその差分=②-①はどうなったかというと溶媒(水)から出てきたというわけです。
これが最初に言った、「温度が上がると小さな集合体が目に見えるようになった」ということです。
科学って面白いですね。
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