ロックウェルの絵の話
見てみて!と会社の奥様が見せてくれたのがロックウェルの卓上カレンダーだった。
「お!ロックウェルだ。めっちゃ世代です。」
大学入る少し前あたりは、たしかモスのパッケージがロックウェルだった。めっちゃアメリカの田舎の感じで、これぞアメリカ!って感じだった。(ウォーホールとかにも感じるなこれ。)東京行ったら、絵を見てみたいなーと思っていた。だって当時の私は、美術館ってものをまだ知らなかったから。身近なパッケージ、でもめっちゃちゃんとしてるかわいいやつの本物を見てみたかった。
駅のポスターで新宿の損保ジャパンだったかNビルだったかで、ロックウェルの絵が見られそうということを知り、勇んで出かけた私。
そこは展示販売会だったようで、ロックウェルのは結構大きい絵が並んでてびっくりだった。背の高いイーゼルに圧倒されてただけかな。当時人気もあったのか、結構絵も売れてしまっていて、寂しい気持ちだったのを思い出す。家で見てたようなカレンダー切り抜くような大きさとかじゃなかったのかなーという本物とのギャップ。
田舎の子供がうろうろしてても何も言われなかったけど、リュック背負ってうろうろしているのは私だけで。
あまりゆっくり絵も見られなかった寂しい思い出なのです。
晴れ晴れした気持ちで本物も見に行かないとなと思い出した次第。