無言勢の生態系:ペンの可愛コミュは感染する
1.はじめに
このnoteは仮想空間でコミュニケーションを楽しむゲーム
"VRChat"を題材にした記事です。
この記事はVRChat内での無言勢という
プレイスタイルの生態系を
考察した内容を紹介する記事です。
今回の内容はVRCではワールドに設置されている
QVペンでの文字対話を主に取り扱っています。
無言勢のススメは以下の記事に書いていますので、
ご興味があれば是非ご一読ください。
2.ペンコミュニケーション文化
VRCには、ボイスチャットではなく他のツールを使った
コミュニケーションに焦点を当てた独自の文化が存在します。
その中の一つが、ワールド内に配置された
QVペンを使った筆記による意思疎通です。
QVペンは、仮想空間内で文字を書くためのツールであり、
無言勢のコミュニティにおいて重要な役割を果たしています。
参加者はQVペンを使って文字や絵を描き、
それを通じて他のプレイヤーとコミュニケーションを図ります。
この方法では、言葉を使わずに意思を伝えることができ、
文字や絵、身振り手振りを活かしたコミュニケーションが可能です。
また、筆談では通常、対面でコミュニケーションを行う場合、
肩を寄り添えるようにして文字を読み書きします。
しかし、VRCでのコミュニケーションは
プレイヤー同士で正面同士で向き合うことが多い環境です。
そのため、相手から文字が正しく見えるようにするため
「鏡文字」という手法があります。
3.鏡文字ができるメリットとは?
鏡文字というと一般的には5~6歳児が筆記練習の時に
左右逆に書くことなので本来では困った現象ですが、
今回の場合は対面筆記での左右反対で筆記することになります。
鏡文字では、相手に向けて自分が文字を書くと、
相手側では正しい向きで文字が見えるようになります。
これにより、より自然でフェイストゥフェイスの状態で
文字によるコミュニケーションが可能となります。
これらの手法を通じて、
無言勢のコミュニティではQVペンを使った筆記による
コミュニケーションが活発に行われています。
これらのツールや手法は、VRCにおける独自の文化を形成し、
異なるコミュニケーションスタイルを楽しむ人々にとって
貴重な体験となっています。
4.失敗から始まる筆談の可愛いコミュ
鏡文字という特殊な書き方や、ペンを使った筆談は、
初めての人にとっては難しそうに感じるかもしれません。
実際、失敗や上手くいかないことを想像して、
私にはできない…という気持ちが強い人が多いです。
それでもチャレンジしたいという想いが
無言勢のコミュニティを感染させるのです。
鏡文字や筆談は普段使う書き方とは異なるため、
初めての人にとっては上手く書けないことが多いです。
しかし、そう心配することもありません。
皆が通ってきた道なので、誰も笑うことはありません。
上手く書けた時に共に祝福してくれる方が多いです。
鏡文字やペンを使った筆談では、
文字を書くだけでなく、体を動かして表現することも重要です。
ペンを使って文字や絵を描く際には、
身体全体を使ってリズムや表情を作り出し、
コミュニケーションの一環として楽しむことができます。
つまり、可愛いコミュは感染するのです。
5.無言勢のイベントって何があるの?
無言勢は周りにいるけど、
具体的に無言勢が集まったイベントには顔を出したことがない。
という事もあると思います。
実際、無言勢が集まる場というのはありますが、
ボイチャ勢が出入りできないかというとそうではないです。
むしろ、ボイチャ勢が無言勢の集まりを見ると
ほっこりすること間違いないです。
その中でいくつか紹介させていただきます。
※2023/6/11時点
鏡文字練習会
対面での筆談を練習なしではできません。
ワールド内で親切に説明書きが書いているほか、
多数の無言勢が筆談コミュニケーションしているので、
初めての無言勢にはおススメのイベントです
無言勢集会
筆談は一つのプレイスタイルです。
テキストチャット、手話など
他にも無言勢のプレイスタイルはあります。
そんな色々な人たちを交えた集会です。
強制ミュート喫茶雨音
作業イプみたいな会話しながらではないですが、
隣にいると捗る作業などがあれば、
雨音を聞きながら、静かにチル・集中タイムを過ごしてみませんか。
Cafeクワイエット
無言勢のキャストさんがお相手をしてくれるカフェ。
店内ボイスチャットは問題ないです。
可愛いキャストさんが筆談で相手してくれるので、
無言勢の魅力の一端が分かりますよ。
6.おわりに
さて、今回はかなり長文になってしまい
ご読了大変お疲れ様でした。
私のプレイスタイルもこう長々と語っているものですので、
無言勢ではあります。
しかし、私の周りは無言勢の人たちだけでは決してありません。
私はおはようツイートに写真を載せる「おはツイ」が好きで、
色々なワールド巡りをしています。
その中で奇縁ではあるかもしれませんが、
撮影を主に活動されているボイチャ勢の方たちとも
コミュニティの一人としていさせていただくこともあります。
VRC内では色々な目的の下、様々な人が出会い・別れを繰り返しています。
その一つ一つが決して無駄ではなかったのだと、
こうやってNoteを書いているときに思い馳せています。
こうして、最後まで読んでいただけるご縁もありますし、
VRC内でお会いすることもあるでしょう。
最後に一つだけ、
失敗しても良いです。可愛いを挑戦してみませんか?
改めて、ご読了ありがとうございました。