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【Sound Travel LOG】 in 大文字山京都 ~平安京の”音”を探しにその②~ (2021.2.26)

こんにちは。Yuriです。
先週末のロームシアターで出演したNNAQUYOのライブイベント無事大盛況で終了いたしました。たくさん方にご観覧いただき、嬉しい反響も多く大変うれしい気持ちでいっぱいです!

関わっていただいた多くの皆様、本当にありがとうございました!
NAQUYOプロジェクトは今後も続いていきますので、さらなる展開をお楽しみに◎

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本記事では、このNAQUYOのライブセットを制作するため、フィールドレコーディングしに訪れた「東山三十六峰の大文字山」での旅記録。

「平安京の”音”を探しにその②」
になります。(その①はこちら。

大文字山登山ルート

大文字山は標高466m。東山三十六峰の1つ如意ヶ岳の西に位置しています。京都の伝統行事「五山の送り火」で火が灯されるのもこの山です。

今回の山登りは京都一周トレイルの東山コースを参考にしました。

こちらを少しアレンジしてざっくりとルートを説明すると、
蹴上駅 → 日向大神宮 → 大文字山 → 火床 → 銀閣寺・哲学の道方面へ下山

こんな感じで登山マップを自前に作成。いざ出発!!

日向大神宮 -京都のお伊勢さん-

旅のスタート地点は蹴上駅。
大文字山へは、神明山、大日山を越えていきます。

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まずは前回の記事で、琵琶湖疎水を訪れた際にスキップしてしまった向大神宮(ひむかいだいじんぐう)へ。蹴上駅を出ると鳥居があります。

日向大神宮は伊勢神宮と同じく、社殿は神明造になっています。
外宮、内宮に分かれれており、内宮には伊勢神宮と同じく”天照大御神”が祀られています。そして参拝も同じように、初めに外宮、次に内宮の順にお参りします。

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蹴上インクラインや南禅寺とは駅を挟んで逆方向にあります。
ちょっと奥まったところにあって静かな感じ。私はけっこう京都の穴場パワースポットだと思っています。

戸隠神社 -入山前に胎内くぐり-

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内宮を通り過ぎて階段を上がると「天岩戸」が現れます。
大きな岩にぽっかり穴が開いており洞窟のようになっています。

中には天手力男命(あめのたぢからおのみこと)を祀った「戸隠神社」があります。
天手力男命は岩戸に隠れていた天照大御神を引き出し、世に明るさを戻したとされる神様です。

この岩のトンネルをくぐることを「胎内くぐり」といい、ここをくぐり抜ければ心身の穢れが払い清められ、開運のご利益が授かるといわれています。

しっかりお参りして、いよいよ大文字山へ。

大文字山へ!

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ここからどんどん山道になっていきます。
実は登山ってちゃんとしたことがなくて、ちょっと緊張・・・
薄暗く、木の根っこのレールを歩きながらどんどん山頂を目指します。

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台風など災害の影響で木が倒れたままの場所もあるので注意です。
ここも一応ルートなのですが、道を倒木が塞いでいます。木を跨いだり、くぐったりしながらどんどん奥へ・・・

木に白いテープのようなものが巻かれているのが分かると思うのですが、ここにルートの数字(?)みたいなものが書かれていました。
登山ルートには、東山一周トレイルの標識や、こういう赤や白のテープなどが木に貼られていたりするのでこれを頼りにすれば迷うことはないはずです。

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これを見ると安心という気持ちを繰り返していました(笑)
山へはいると自然の音は多くなってきますが、意外にも選挙カーやヘリコプターの音が聞こえたりしていました。
静かな場所は音の響きがより分かりやすいです。

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途中「七福思案処」という東西からと大文字山に延びる道が交差している場所があります。昔の人もどちらへ行こうか思案したので、その地名がついたそうです。
ここもちょっと迷いましたが、看板と別の登山者の方と情報交換して正しいルートへ。

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登山ルートは上に上がるにつれて険しくなります。道も分かれていたり、複雑に。

背が高くて細い木が多く、風に揺られてよさげな怪しい「ギーギー」という音がしたり、鳥の声も響き渡っていました。

あとヘリコプターかと思ったら、風が通る音だったりもして、山のナチュラルリバーブがすごいです。

大文字山三角点に到着

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途中、鹿ヶ谷へいくトレイルコースからは外れ山頂へ
諦めそうにもなりながらなんとか到着した大文字の三角点へ到着。
いやー、、達成感がはんぱない!

頂上からは向こう側の山と、京都市内を一望できます。

サンプリングしながらぼーっとしていると少し雪が舞ってきました。
夕方になりつつ夜が近づいてきたので、先へ進みます。

火床 -「五山の送り火」の火が灯される場所-

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頂上から下山していくと、「大」の字を描くように配置された火床があります。

京都の夏の風物詩「五山の送り火」で火が灯されるのはこの場所です。「火床」は松明を燃やす場所(ポイント)のことなんだそう。

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こちらからも京都市内を望むことができます。
頂上よりもすぐに行けるので、こちらまで登るのもおすすめです。夕日の写真を撮ろうとしている学生さんっぽい人たちや、カップルなども楽しそうに景色を楽しんでいました。

銀閣寺方面へ下山

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ここからは下山路へ。
階段もあり、道も整備されてるので帰りはわりと安心。
残念ながら、銀閣寺もう夕方で閉まっていたのですが、何年も前に訪れたなぁ・・・ルートを変えれば、法然院を通ることもできそうです。

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今回ほぼ初めての登山。
思った以上にハードで何回かあきらめそうになりましたが、無事終了。
音もけっこう録れたし、NAQUYOのライブセットにも多く使いました。

自然の音と梵鐘などの楽器、力強いベースやビートなどをセッションさせて、テクノロジーとうまく組み合わせていきました。
今後も自分なりにその共存の仕方や、可能性を探っていきます。

また別の記事でライブセットについてご紹介する予定ですのでお楽しみに!

最後までご高覧ありがとうございました。

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Yuri Urano
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