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ウクライナの伝統的なクリスマス
ウクライナのクリスマス伝統にはキリスト教と共に、キーウ大公国(キーウ・ルーシ)時代のキリスト教以前の伝統も入っています。聖晩にボーイスカウト達(ウクライナ語では「プラスツニ」と言う)がベツレヘムから持ってこられた火によって灯されたクリスマスキャンドルと共に、キリスト教以前の物も置かれます。今回皆さんに一番有名な伝統について教えたいと思います。
1.12種類の料理
聖晩にイエスキリストの生誕を祝うために家族が集まり、肉を使わない12種類の料理を食べます。各地の料理のリストは違いますが、全国で食べられるのはクチャという、小麦、蜂蜜、ケシの実、レーズンなどの材料から作られる料理です。他によく食べられる料理はボルシチ(ビーツのスープ)、ホルビチ(キャベツロール)、ヴァレーニキ(ジャガイモが入っている料理、餃子に似ている)、ヴゥシキ(きのこが入っているヴァレーニキ)などです。
2.『ディードフ』(パンの木)
わらからできた飾り。通常、聖晩の前に家に持ち込まれ、テーブルの上に置かれます。
3.わらとニンニク
聖晩の前に床とテーブルの上にわらを、テーブルの各角にニンニクを置きます。
4.クリスマスの「蜘蛛」
わらや葦で織られたピラミッドで、窓や野郎の天井の下に吊るされています。そのような「蜘蛛」はお守りであり、宇宙の象徴になっています。
5.ズヴィーズダ/ジールカ(クリスマスの星)
イエスキリストの誕生を発表したベツレヘムの星の象徴です。クリスマスにズヴィーズダを持ち歩き、コリャドキ(クリスマス・キャロル)を歌う人が今でも多いです。
ウクライナのクリスマス伝統はユニックで面白いし、他にも色々ありますから、皆さんも是非ともウクライナのクリスマスを体験しにウクライナを訪れてください!