10月21日(日)
ボクが読み続けてきた秀逸な胃がんブログ3つ
こんにちは。胃癌ブログの管理人Mです。今日は胃全摘手術後2390日目。6年6ヶ月16日目になります。今回は、ちょっとした所感をつづっておきます。
「高度リンパ節転移胃癌」ボクの胃がん発覚当時
ボクは、2011年の暮れに差しかかる11月の上旬に、東京にある警察病院で胃がん宣告を受けました。その後、すぐに病院を転院。築地にある特定機能病院の国立がんセンター中央病院で再検査したところ、通常の標準治療が不能なほぼ末期に近い進行ガンであることが分かりました。そして、ボクに告げられた正式な病名は「高度リンパ節転移胃癌」というものでした。
▼胃ガンの発覚する約3ヶ月前。1日の睡眠時間が3時間程度で多忙な仕事の日々を10年間も続けており、体力にも限界が来ていた。
苦しいメンタル面にある時に知った「胃がんブログ」の存在
10年ほど前には「不治の病」とされた胃ガンの進行状況を知らされたボクは、今後のメンタル面をどのように保っていけば良いのか皆目見当がつきませんでした。そんな苦しい状況の中で、少しずつ知りはじめたのが「ブログ」の存在だったのです。
胃癌のボクが闘病生活を送るうえで必要な情報は「現場の声」だった
胃ガンのことを知るためには、医師の説明だけでは不十分です。胃ガンと向き合い、治療や闘病をしていくためにはまず、全体像を把握しておくことも大切。そのための書籍も多く発売されています。
しかし、情報としてはこれだけで足りるのでしょうか?答えは「NO」でした。とある映画で、主演俳優が「事件は会議室で起きてるんじゃない 現場で起きてるんだ!」と叫んでいるワンシーンがありますが、あれは名言だと思います。
胃がんの解説本には、胃を手術した後の後遺症や食事についても書かれています。おおよそのことを知るためには有用ではありましたが、その解決方法としてはボク的にはまったくの役立たずなものでした。
例えば、食事面。食べものは良く噛んで「唾液で溶かす」とか、「少量に分けて食事回数を増やす」とか、「補食を多く摂る」とか…。
少ない唾液なんかで消化できるのはごく限られた食品だけです。ほとんどが消化できません。消化が出来ず、お腹が張って苦しむのに、短時間で少量を回数多く食事するなんてもってのほか。お腹が苦しい時に補食なんてなおさら無理ですから(汗)
後遺症だって然り。ダンピング症状をやわらげるためには少量の食事をゆっくりと、なんて言っても、それでも血糖値はスパイクしますから…。
結局のところ、胃がある人がいくら胃なし患者の事を思って書いてもしょせんは机上の空論。胃なしの苦しみは実際に現場で苦しんでいる患者さんにしか分からないのです。
胃ガンの治療中から術後にかけ、同じ胃がん患者さんが書いたブログの存在は「現場の声」としてボクにとっては非常に大きなものでした。
いくら本を読んたところで、実生活の中では具体的にどのようにすれば良いのか分かりません。そんな中で、他の同じように胃ガンで苦しんでらっしゃる患者さんがどうしているのかを知ることが出来たのは非常に貴重なことだったのです。
胃がんブログの有用性
よく、「ブログで日記を書いてはいけない」と言う人がいます。たしかに、日々の何気ない事象をただ記しただけの内容では、芸能人のプライベートでもない限り、他人様のことなんて興味のないどうでも良いことです。
しかし、「闘病日記」に関してだけは例外だと思います。
人間という生き物は昔から群れをなし、まわりの風習・慣習や先人たちの生き方を参考にしながら行動する習性があります。よって、「癌の闘病」などのように、今の自分と同じ境遇の人がまわりにいない時は、途方に暮れてしまうことになります。
そんな時、ガンの先輩達がブログでつづる「闘病日記」の存在は、今後の自分が闘病生活を送るうえでの参考として非常に有用な役目を果たしてくれるのです。
ボクが胃ガンの闘病をするのに役立ったブログの書かれ方
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