カメラって70年周期で変化してる?
前回、19世紀の写真史をざっくり斬ってみました。
20世紀以降の写真史はカンブリア爆発起こすので扱いません。でも、カメラの歴史は70年周期で変化していることに気が付きました。
起源をどこにするかに依るのかもしれませんが、人が描くのではなく物体に転写する機械の発明から考えてます。
ニエプスのアスファルト露光(1827年)
~74年~
コダックによるカメラの一般普及(1901年)
~74年~
コダックによるデジカメ発売(1975年)
~70年後?~
〇〇〇(2045年)
この間に、感光時間、解像度、手軽さ、などなど、徐々に進化していきます。
ニエプスのアスファルト露光が数時間でやっとだったのが、ダゲレオタイプで数分・・・と。
次の起点はデジカメでしょう。それを最初に売り出したのもコダックで、1975年というのは有名ですが、これまた約70年で巡って来た。写真史というかカメラ史ですけど、どうやら70年周期で変化してます。
もう一つポイントは35mmフィルムの解像感をデジカメが超えたのはいつか?ですかね。フィルムの解像感は画素数で500万~1000万画素という見解をHPで見つけましたが、感覚的に私もそのくらいだと思います。
では日本で発売されたデジカメはいつ頃1000万画素を超えたのか、下記サイトを調べると意外と遅い2002年でした。1975年から27年でやっと35mmフィルムに追いついたという感じです。
もちろん、画素数の話なので出力される媒体、大きさによって全く異なりますので一概に決められません。
この頃から、解像度だけではなく、感光時間(感度)、手軽さが飛躍的にアップ、スマホカメラが高級カメラと変わらないくらいのレンズを搭載し始めて勢い止まりません。
一方、2000年には写メールが登場し、写ルンです⇒ヒロミックス⇒写メール⇒インターネット⇒スマホ⇒SNS、と全国民が写真に浸っていく基礎が固まりましたよね。
PCやスマホで編集することも身近になり、写真表現はセンスあるやつの趣味からさらに一般に広まっていきます。そろそろ撮って出しも死語になるかな。
何か大きな転換がある気がする2045年
カメラの進化はとどまるところを知らず、すでに人間の能力をはるかに超えてきていて、解像度もしかり、露光感度はISO40万以上?なんていう数字がでてきたり、ダイナミックレンジはまだ追いついてませんが、記録の仕方によってはカメラのほうが上。シャッタースピード、撮影の手軽さといったメカ的な部分は勝てる部分がない。
その上、編集、レタッチ、芸術的センスもすでに人様の頭脳を超え始めた。
生成系AIは命令に対して生成するだけではなく、イメージに対して分析をして講評することもできるし、レタッチの能力がすごい。もはや撮影不要の時代に入ってる気がしてならない。写真=AIがイメージを掃出すものという時代になるかも。LUMINAR NEOこれからどうなる。。。何とも皮肉なもんです。
70年周期の予言通り、2045年が再びカメラのターニングポイントとなるのか。
最後に写真紹介
スマホがないと撮れなかった、撮らなかったであろう写真を3枚ピックアップしました。よくとれてるね。
”写るんです”でシャッター切るとネガをどぶに捨てる羽目になるシーン、マイベスト3です。
1位 陽だまり撮ってもピンと合わない、コントラストも思ってたのと違う
2位 歩きながらシャッター切っても大体つまらないよ、神頼みはもったいないからやめて
3位 解像度は水彩画並なので飛行機の窓からの風景は記憶だけにして