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プルメリアの肥料や活力剤について考えてみる(それ、本当にそんなに必要?)
プルメリア専用の肥料と言えばやまちゃんが開発した魅惑の肥料。
初めて使ったときの成長の違いにめちゃくちゃ驚いたことを覚えています。
あの成長は感動でした!
活力剤の部類になるのか分かりませんが、沖縄の友達から教えてもらったラピッドスタートを初めて試した時は、「うそやん!ありえへん!」ってついつい声が出ました。
魅惑の肥料の登場以降、プルメリア専用の肥料はたくさんの種類を目にするようになりました。また、肥料だけでなく、発根促進資材や開花促進補助資材など、色々販売されていると思います。
魅惑の肥料がすごいと言っても、じゃあ魅惑の肥料にプルメリアを植えても育たないですよね(笑)
じゃあ適量ってどうなの?
今回は、そのあたりを考えてみたいと思います。
プルメリアってどんなところ生まれたの?
原産は中南米と言われていますが、今回はプルメリアの自生地としてハワイやグアムを例に考えてみます。
ハワイやグアムでは庭先や街路樹、公園に植えられていますよね。
また、ココクレーターボタニカルガーデンも有名ですよね。→行ったことないけど!
地植えされているプルメリアって、肥料や活力剤をたくさん与えられてあんなに大きくてイキイキと育ち、たくさんの花芽が付いているのでしょうか?
どう考えても、そうではないですよね。
水やりも恐らく雨任せですよね。
ということは、肥料分については自然の分解サイクルによって地面に含まれている養分だけで十分育つ植物だと考えるのが自然だと思います。
育つチカラを最大限に発揮できる環境を整える
僕が大事にしているポイントは、プルメリア本来の育つチカラの邪魔をしない。無駄に干渉しないコトです。
なので、出来るだけ自生地の環境を意識するコトですかね・・・
ではどうするかを考えていきます。
僕の考えるプルメリアに適した土
現地に近い土を再現すれば、プルメリアが育ちやすいって単純に考えることが出来ますよね。
土の配合に関しては、育てる環境(地域、育てる方の水やり頻度、鉢のサイズなど)によって様々だと思います。
一概にこれがいいというのは無いと言っていいと思います。
こだわればそれこそキリがないし、逆に育てる方自身が納得し、プルメリアも順調に育てばなんでもいいのかもしれません。
僕は、やまちゃんが考えるココクレーターの土をかなり参考にしていますが、自分の水やりの考え方、肥料への考え方などで、アレンジをしています。
参考までに、僕は赤玉土、腐葉土、ココピート、動物性堆肥少量を自分なりにブレンドしています。
まとめ:水捌けがよく、適当な保肥力を備えた土を使う
プルメリアに適した水やり
水やりに関しても、現地のサイクルと同じように与えるべきではないでしょうか?
イメージとしては、雨季と乾季があって、降る時はドカーッと降って、カラッと晴れるみたいな感じでしょうか?
プルメリアは茎に水分をためることが出来ますよね。
挿し木用に枝をカットしても1年くらいはそのままでも生きています。
つまり、乾燥に強く、雨があまり降らない環境に適していると理解できますよね。
ところでみなさんに質問です。
もうすぐしたら葉がたくさん展開すると思いますが、プルメリアの頭から水やりをジャーっとやった時、水が葉の中央に集まり、葉の軸から茎を伝って、根元に集まる様子を見たことがありますか?
あと、雨が降ってきたら、プルメリアの葉の角度って、いつもよりちょっと立つのをご存知ですか?
これは推測なのですが、プルメリアは少ない雨を効率的に根本に集めることが出来るのだと考えています。
自生しているプルメリアは誰も水やりをしてくれないので、水は雨からしか吸収できません。
乾季が存在するエリアに適合するために、地下の水源を探して根を張るチカラ、また少ない雨も効率的に根本に集める機能を獲ていると考えています。
ですので、土だけに水やりするよりも、頭から雨を感じると、水の吸収スイッチが入るのではないかと想像しています。
まとめ:水やりはしっかり乾燥してからスコールのように頭からもたっぷり与える
ただ、日本の気候は現地よりも暑すぎる!
なので、真夏に関しては、水切れしないような水やり頻度が必要になると思います。
あと、長雨も日本独特だと思うので、土の水捌けでカバーする必要があると思います。
肥料や活力剤を与える目的
肥料や活力剤を与える目的って何でしょうか?
鉢の中の土は、地面と違って植物に吸収、消費されて、いわゆる痩せていってしまいますよね。それを補うために肥料を使うのだと思います。
人間でいうところの、炭水化物、たんぱく質、脂質といったところでしょうか?
有名なN(窒素):P(リン):K(カリ)の補給ですよね。
活力剤については、例えば根が伸びるのを補助をしたり、肥料で補えない微量要素を補うもの。
ビタミンやミネラルがそれに当たるかと思います。
肥料や活力剤の必要量
さて、自然界ではどうやって栄養補給をしているのでしょうか?
ここでは詳しくは割愛しますが、養分は落ち葉や動物の死骸等が分解される過程で土壌に存在する成分だと思います。
では土壌に沢山存在するものでしょうか?
常識的に考えても、豊富には中々存在はしないと思います。
なので、当然プルメリアも栄養分が少ない中で、いかに効率的に吸収できるようにプルメリアはできているのではないでしょうか?
プルメリアが生きる目的
これはもちろん子孫繁栄というか種の保存だと思います。
その為に花を咲かし受粉して種を残したいのだと思います。
我々プルメリア愛好家の目的も、一番は花をさかせることだと思います。
愛好家がすべきコト
花を咲かせてもらう為には、光合成をしてしっかりと糖分を作ってもらうコトが大切です。
その為には、プルメリアが光合成をするための体作りが出来るような環境を整えるコト。
そのお手伝いをするのが我々の出来るコトだと思います。
肥料や活力剤、水やりはやればやるほどいいのか?
そうではないですよね。
プルメリア本来のポテンシャルを最大限に引き出すために必要最低限で十分だと理解して頂けるかと思います。
我々人間も、三食超高糖質、高カロリーの食事を続けたら体を壊しますよね。
人間の体のほとんどは水で出来ているとは言え、ずっと飲み続ける必要はないですよね。
消化吸収が出来ない栄養分は土の中に残り、濃度が高くなり、それを溶かして吸収するために、無駄な水分が必要となり、やがて肥料焼けと言われる症状となり、成長を妨げる。
水やりのし過ぎは、根腐れを起こしやがて死に追いやってしまいますよね。
腹八分目、バランスの良い食事・・・
皆さんが心がけていること、プルメリアにも心がけてあげてほしいなと思います。
肥料も水やりも、与えすぎは、ブクブクの不健康肥満体、自分で何もできない甘えたプルメリアになっちゃいますよ。
本来の生きる目的も忘れて、根も葉もろくに出そうとしなくなると思います。
その肥料や活力剤、そして水やり・・・本当に必要ですか?
今日も長々と書きましたが、もう一度プルメリアのために考えてみてください。
元々備わっている、プルメリア本来のチカラを最大限に発揮させるためにどうすべきか・・・
プルメリアが必要なだけの肥料を必要な時に与える。出来るだけ自然のサイクルで水やりをするコト。
そして、それ以外は、出来る限り見守るコト、つまりは放置プレイが大切ではないでしょうか。
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