宮本浩次ライブ「今、俺の行きたい場所」ツアー@大宮ソニックシティ(さいたま市)
11月1日(金)、いよいよ大宮に宮本さんがやってきたー!「大宮、大好きな街」といってくれたのは気のせい?私の願望?
少し声がカスカスしてるかな、と思ったけどまあそんな時もあるよね。却って作り込まず素のまま無理しない声でたくさん歌ってくれた気がする。
終始、リラックスしてトーク多め(そうでもないけど、初日に比べたら)だったのが嬉しかった!
OMIYA
I WANT TO SEE YOU
最初の映像で出てくる文字。これだけでジーンとしちゃうぐらい、胸熱です。
今まで遠征した先でこの文字を見ても、「始まるぞー」のワクワク感しかなかったのに、地元っていうだけでこんなに違うのね。各地もこんな気持ちだったのか!
関東圏でアクセスしやすく、大きすぎないキャパのホールだったせいか今回のチケットも激戦だったみたい。座席は残念ながら2階席の端っこで、トークで聞こえないところもあったし表情や細かい仕草はよく見えなかったけど、当たっただけでも本当によかった。
日本のロックンロール!「ロマンス」
端正に始まった「きみに会いたい」からの流れで、めちゃくちゃワクワクするイントロ。みんなが手拍子する中、日本のロックンロール!って言ってて、あっ、そうなんだ!?と思っちゃった。カバー曲のアレンジはいろいろだけど、特にロマンスはだいぶ振り切ってて痺れるー!この時点で客席ほぼ総立ち。
ようこそ大宮ベイベー!
もうこれが聞けただけで目的は達したぐらいの気持ち。他にもいろいろ、熱いぜ!行くぜエビバディ!的に勢いをつけて「悲しみの果て」。
拳を上げる時、わりと落ち着いたテンポだなと思った。どこかリラックスしたようにじっくり歌ってた印象。エレカシの曲はドラムが効いてるな。
素のような「First Love」
全力で緩急をつけてお届けします、といって座って歌う。最初の一声から耳を包まれるような、煙るような男性ぽい声だった。リリースした最初はあくまで女性曲のカバーだったけど、このツアーで歌うたびにだんだん素の宮本浩次と融合していくみたい。カバー曲が本人のものになっていく過程を、リアルタイムで見せてもらってるんじゃないだろうか…ものすごく贅沢ですね。
今回は高音が少しかすれて、力を入れるところは低くしたスタンドマイクを右手でつかんで歌ってた。
「翳りゆく部屋」今日の出色!
裏声じゃない地のままの、声の厚みがすごく良かった!座席の位置のせいかベースがよく聞こえて、まるでウッドベースみたいな弾き方(イメージ)。軽やかに弾むドラム、他の会場でも思ったけど2階席って低音がよく聞こえるのかも。
終盤のバンドが特に良くて、抑えてる歌い手の代わりにギターがまるで心の痛みを代弁するかのようにキュンキュン鳴ってた。
それに照明がすごいんだ!眩しくて眩しくて。私はめっちゃ薄目をしています。
めちゃくちゃ注目して聞いた!地元 MC
2階席の後方から身を乗り出して聞きました(笑)
※よく聞き取れずすべてイメージで補ってます。
小林さん「僕はここで演奏するの初めて」
宮本さん「前回はそう、川口初日だったんです。隣町」
小林さん「北とぴあっていうのは…」
宮本さん「隣の隣、地元中の地元。今日はよくしゃべりますね、私。ライブハウス、ライブハウスがわりと・・・ありがとうございます」
この後、小林さんから尻上がりによくなってる?とほめられてたそうです。全然聞こえてなかった!
今日イチ笑ったニュー曲「Close your eyes」
MCを引きずったのか、歌の紹介の時に「ニュー曲、ニュー曲?」と自分でも首をかしげながら言ってる宮本さん!新曲とnews23が混ざったらしい(笑)
10代の頃から好きでよく観ていた番組、あれは前身の番組だったのかなーなんて言ってたから筑紫哲也がやってた頃かも。好きだった番組のエンディングテーマをやれるなんて、長くやってきたらこんなこともあるんだな的に話してくれた。
歌は、宮本さんアコギ持ってるけど名越さんがそっときれいにかき鳴らしてる音がエモかった〜。声が伸びやか!セルフコーラスのさらに高いパートも歌ったり、いつも以上に自由な感じ。
私が好きな「ままそのまま」でドラムに合わせて白いライトがバンバン!って明滅するところ、今日は「もっと素敵な」「もっと素敵な」と歌ってた!わあ、変えてくるんだー!
「ままそのまま 愛してるぜ」は最後に一度だけ。こちらの期待や、こう来るだろうという予想をさらりとかわして、ほんとにカッコいいよ(結局それ)
もはや押しも押されぬ「冬の花」
歌い出しから朗々としてたソロの代表曲、めちゃくちゃよかった!
先日、配信リリースから5年たったこのタイミングでシングルになるお知らせがあったし、この歌も成長してきたんだろうなあと静かに感動……。間奏で赤い花が舞うところでは自然に拍手がわいた。
今日の降花量はたっぷり多め。縦横無尽の初日・川口でドッサー!と超大量に降ってきたのを思い出したよ。量の加減がまだ手探りだったのか、埼玉は多い方がいいっしょ!てな感じなのかしら?
沁みた・・・夜明けのうた
そっとピュアに、一音一音を置くように歌う。抑えめにしても情熱が伝わってくる。絶好調の声の伸びやかさ!最後の曲だとわかってるけど、すごい多幸感があった。自然にみんな体が3拍子に合わせて軽く横揺れになってたもん。
照明が夜明けのようにだんだん明るく、紫からピンクオレンジへと変わっていって、宮本さんの声が闇を払うように聴こえたよ。
「どこまで行けるかわかんないですけど。
喜びをポケットに持って帰って、また会おうぜエビバディ!
さよならありがとう」
小林さんのピアノがポロポロ鳴って、磨かれた小さな原石みたいなキラキラをポケットに入れる映像をバックに、今日の宮本さんからのメッセージ。
実際はもっといろいろ言ってたと思うんだけど、細かいところ聞き取れず!!
でもいいんだ!エッセンスは受け取ったから。
いろいろ細かい思い出し
・床に降り積もった花びらをすくってフワッと散らしたり、胸ポケットにラフに入れてちょうどよく赤いハートを覗かせたり。わざとらしさもなく、見せ方を知ってるよな〜。
・優しい声で歌い出し、すぐ男っぽい声になる「Rain」。
♪頭じゃわかってるつもりだけど〜、で頭チョンチョンチョン。高い声は苦しそう!
・タオルで顔ゴシゴシした後、床にペッと落としてまたゴシゴシ。初日からずっとネイビーのタオル使ってる。
・P.S.I LoveYouは、愛してるぜ〜から始まり「ああー愛してるぜ君を」・・・ユー!が思わず笑っちゃうぐらいピアノに先走って早かった!早く歌いたいって感じの、宮本さんのせっかちぶりにほっこりです。最後、大宮エブリバディ!アイラブユーううう〜で歓声が止まらなかった。
・「大宮エビバディ!本当に音楽が好きなんだな」
→あなたが好きなんですよ、って心でつっこんだ
・俺たちの明日のラスト、片膝ついてぐるっと右手を大きく回し、「エビバデGO!」珍しい!
・めっちゃはっきり「美男、美女!」いただきました!続いて「老若男女、永遠の少年少女」・・・からの恋人がサンタクロース。♪背の高いサンタクロース、で片手を高く上げて背の高さを計るアクションしつつぴょんぴょんジャンプ。
・浮世小路ではコートの両ポケットに手を入れたまま上に挙げて、後ろの裾までまくり上げてコウモリみたいにワサワサ。
・「みんなの毎日に素敵なことが、たくさんたくさんやってきますように。ハレルヤー!」
もうこれを聞けただけでこのライブにきた甲斐がある!いつも幸せ祈ってもらえてる。
・十六夜の月、ドラム&ベースが響く!椎野さんとすってぃの組み合わせで聴けたのは初めて。椎野さんをウィキで調べたらマジでレジェンドだった・・・。大宮でこのツアーへの参加はおしまいのようだけど、宮本さんの調子に合わせてズドンときたり軽やかに引き立てるようだったり、たいへん熟練の御仁とお見受けしてました。ぜひぜひ、またの機会を楽しみにしてます!
ライブ終演後に焼き鳥屋さんでインスタあがってるのに気づいて、みんなでキャーキャー。そんなに急いで帰らなくてもいいし、ほんと地元っていいな。
さて次はまた遠征で、このツアーの私的ハイライト・一番行ってみたかった島根県芸術文化センター グラントワに行くよ!グラントワから宿をとった津和野まで、終演後は終電がもうないというトラップがあったけどタクシー確保したから大丈夫さぁ!
ツアーも後半、最後まで楽しめますように。
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