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行ってきちゃった宮本浩次ライブ「今、俺の行きたい場所」ツアー初日@北とぴあ(東京都北区)
行ってきちゃった、宮本浩次のツアー初日。
場所は王子駅すぐ近くの北とぴあ(きたとぴあだと思ってた)
一夜明けてもまだフワフワしてる、ネタバレありの備忘録です。
この日はツアー初日に加え、宮本さん出身地・赤羽と同じ区のホールということで地元感強め。ガチファンにとっては聖地みたいな感覚で、チケットは大激戦でした。
2017年のエレカシ30thツアーの初日もここだったんだけど、その時も超・激戦で全然取れなかったんだよなぁ。
今回は北とぴあで2日間あるんだけど、それでも争奪戦。私も撃沈し、2枚当たったエビバデ仲間の方に誘っていただきました!
ライブハウス・北とぴあ
北とぴあ・さくらホールは、ものすごくいい意味で小さい!
こりゃライブハウスだね(言いすぎ)
いまや毎年、ぴあアリーナMM(12000席)をソールドアウトするまでにコツコツ動員数を伸ばしてきた宮本さんにとって、さくらホール1300席は小さすぎるのよ。アリーナでは遠ーくの大画面モニターや双眼鏡を駆使して「今日はヒゲあり?無し?」と好みによって一喜一憂する私たちにとって、北とぴあのサイズ感こそ貴重!
そして奇跡に恵まれたとしか言いようがないんだけど、この日のチケットは前から3列目の端の方でした。
ライブ中に巻き起こるすべての事象をガン見する気まんまんだよ!
ギャア!カッコイイ!
会場が暗くなり、バンドメンバーと宮本さん登場。まーカッコイイ!
さすがの3列目、距離が近いと破壊力もケタ違い。前髪に隠れがちな目がキラッと光るのも、うすーくヒゲが残ってるのもよく見える。
この日の登場時は、黒の柔らかそうな中折れのフェルトハット、サテンのブラウンっぽいつやつやしたシャツ、黒のダブルのコートジャケット、黒パンツ。ツアー全体が旅をイメージした感じなので、衣装も旅に出る人っぽい。客席からは男性の太い掛け声や「おかえりー!」の声も。
1曲目は・・・そうきたか
私的にはちょっと意外で記憶がすっとんだ「きみに会いたい~Dance with you」が1曲め。いつもならノリノリでシャツのボタンをブチブチしたり、汗だくで投げキスしたり、恥ずかしいほどエロくてキャーキャー湧いてるんだけど(個人の感想です)今回はキッチリコートを着たまま端正でクールなDance with you。
・・・全然エロくない!とはいえ座っていられなくてみんな立つ。声に伸びがある!余裕がある!いつものようにたくさん練習したんだろうなぁ。
2曲目はこれもノリノリ系の「ロマンス」、その後はずっと立ちっぱなし!
本家の岩崎宏美さんのしっとり艶っぽい歌声とはある意味真逆な、がなりを利かせた「♪席を立たないでぇーー!」を聴いて座っていらりょうか(笑)あちこち動きながら歌い、この時はもう帽子もコートも脱いでた気がする。歌いながらカフスのボタンも外そうとするし、ステージでしゃがむとちょうど目線が同じぐらいでドキドキする!
「みんなに捧げます」で始まった、ナチュラルな照明で堂々と歌う「悲しみの果て」。今までのソロライブとはちょっと違う、と少し感じた。エレカシみが強いというか、ソロやカバーを歌うときのややソフトな感じではなく、もともとの粗削りなエネルギーを秘めたゴツゴツ感のような。ソロとエレカシ、宮本さんの中で融合してきたのかなぁ。
4曲目では照明が落ちて暗くなり、椅子に座ってピンスポットの下、エレキギターの弾き語り。ちょっと感じたゴツゴツ感に引っ張られて、珍奇男が始まるのかと思っちゃった!そんなわけなく「First Love」。
しっとり歌ってるんだけど、途中で宮本さん自身が高まってきたように半分立ち上がり、ギターを高めに上げて歌ってた。つま先立ちもしてたかも。
明るい照明でポップな「rain」、コートは脱いじゃって肩にひっかけたり床に落としたり自由自在。「sha.la.la.la」の時、最前列の男性に向かってしゃがみこんで指差し(ええなぁ)。ラスト近くではステージ中央で面白いポーズ取ってた。シャツや前髪は汗で濡れ、右足を前にクロスして重心は真ん中(意味わかるかな・Xみたいな脚の形)、バランスとるように左手を高く上げて手のひらを上にむけ、顔は右向きで目を閉じて汗びっしょり。このポーズでシャラララ~!
誰か絵の描ける人、お願い!!
コートを着なおして帽子をかぶり(帽子も早々にすっ飛んでる)「浮世小路のblues」。この曲大好き!伴奏の怪しさも、ライブでの宮本さんの怪しさも何度も味わいたい。次は女子受けしそうと私が勝手に思ってる「この道の先で」、「P.S. I Love you」これも好きなんだよな・・・すごい安心感、ホッとする。立ち上がれ、がんばろぜ、って言ってるけどこれは宮本さんが自分に言い聞かせてるんだろうな。自分を鼓舞するのは自分しかない。いろんなことがあるけど人生って美しいよね、と年を取ったから感じるのかな。
第2部がまたすごかった
登場は上下真っ白なスーツ。ビシッと折り目のついたセンタープレスのパンツに多分Nハリの黒シャツ。ひゃーカッコイイ!
ステージのモニターに星空が映し出されて、「woman」。もともとは透明感のある薬師丸ひろ子さんの歌声が印象的な曲だけど、宮本バージョンも本当に不思議な、すてきな曲なんだよね。宮本さんは裏声ではなく地声で高い声が出るし、普通に話してる声は太くて低いし、がなるし怒鳴るし・・・でも高低ではなく女性らしい声を表現できる、稀有なボーカリストなんじゃないかな。はかなくかすれた声と、朗々と響かせるパートを巧みに使い分けて本当に唯一無二の曲に仕上げてる。
ラストのウーゥゥゥ・・・っていうスキャットで、マイクを遠くからだんだん近くに寄せてフェードインさせてたのを見た。もはや宮本さんはかつての音圧や力技じゃなく、ちゃんとテクニックを駆使するボーカリストなんだなぁ。(がなりも好きだよ)
そして!いよいよ!ライブハウス北とぴあの様相を呈して、カバー曲を交えながらノリノリの曲の数々。楽しかったー!
「飾りじゃないのよ涙は」で歌詞を間違ったといって歌い直しあり、「喝采」は文句なしのベテランの歌いっぷり。「翳りゆく部屋」は暗い照明でひざまづくように歌っていて、めちゃくちゃ吸い込まれた・・・。終わったとき、拍手とともに歓声が上がって私も思わずカッコイー!と叫んじゃった。立ち上がる時、すごく可愛い顔でニッコリしてたのが忘れられない(笑)
多分、「風に吹かれて」だったかな?ステージから左右両脇の花道(って言わないと思うけど、なんだろう)に来てくれた。狭いところをヒョイと越えて、はじっこの客席の近くまで。私は右側だったんだけど、右はあっさりで左側に長く滞在してたかな~。残念!
そして事件です(大げさ)
「旅に出ようぜbaby」を、聴けた!
これは2022年の宮本さんソロツアー縦横無尽で唯一やらなかった曲。縦横無尽ツアーだけでなく、今までのライブでもなぜか披露してなかったの。
テンポよくノリよく明るく、手拍子しながらライブでこれ聴くの初めてじゃない・・・?って感動したよ。
永遠の少年少女へ、といって「恋人がサンタクロース」。華やかな赤と緑の照明でクリスマスムードの演出もあり、かっこよくてかわいい。エレカシでは赤と緑の激しい照明っていうと「悪魔メフィスト」だから、落差あるね!
そして私的ハイライトは次の「昇る太陽」と「Do you remember?」。
この熱さ、速さ、たたみかける音圧、これだよこれ、っていう嬉しさ!私がエレカシ好きなのってこういう面だったんだ。
15年ぐらい前は宮本さんもメンバーもお客さんも多分今より幼くて、汗だくで拳を振り上げたり勢い余ってケンカしたり(笑)血の気が多いところもあった。でも今思い出すと青春してたなーって思う。
今それぞれ時間が経ったけど、またそんな瞬間を少し感じられて言葉にできない。
宮本さんがステージ上をあちこち移動してるので、定位置にいるバンドメンバーがよく見える。
ドラムの玉田豊夢さん、ベースの須藤優さんが位置的にばっちり見えて、それぞれ曲の盛り上がりに合わせて演奏を楽しんでる感じ。
すってぃーは若くてノリが良くてかわいかったなー。客席がブチ上がってる時はベースを上げて応えてくれたり、左右にステップ踏んだり、一緒に楽しんでくれてる気がして嬉しかった。
メンバー紹介は定番の「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」。
宮本さんが一人一人紹介していくんだけど、名前のド忘れとかしょっちゅうあるのでハラハラしたけど無事に終了。縦横無尽のときのようなご当地MCとか小林武史さんとのトークは特になし。
ちなみに豊夢さんは今回のツアー期間が斎藤和義さんのツアーと被ってるってことで、こっちのツアーには不参加なんじゃないかってエビバデ同士では話題になってたの。
じゃあドラマー誰?って思ってたんだけど、この日の会場に入る前に「豊夢さんらしき人が車を運転して通った」ってエビ友さんが言っててさ。
ほんとに豊夢さん?うそー?なんて言ってたんだけどマジでしたね。
メンバー紹介ではスティックを放り投げて手でドラムを叩きまくるパフォーマンス、これが見たくて豊夢さんを期待しちゃうんだ。
そしてこれも定番の「俺たちの明日」で2部の締め。
3度目の登場
手拍子で待っていたら3度目の登場。
黒ジャケットにパンツ、白シャツで黒いネクタイ。着慣れてないビジネスマンとは全然違う、ネクタイの細さと足の細さがめっちゃスタイリッシュだったわ。
ちなみにバンドメンバーの方々は着替えたりしてるのかな?全員なんとなく黒だったから着替えたのも気がつかなかった。
出かけようぜー!と「十六夜の月」。
続いて発表されたばかりの新曲「close your eyes」。これを待ってた!
9/30からNews23のエンディングテーマになり、10/1から配信開始。つまりこの日は発表したての新曲を、生で聴くのも歌うのも初めてだったということ。ギターは本人が弾くかなぁ、すごい早口で語りが入ってる、終盤のコーラスはどのパート歌うんだろ?などなど。
そしてギターは弾かず、やり直しもせず、スタンドマイクで歌に専念して見事に歌い切った。終盤はセルフコーラスに生の声を被せる方式。シャララライ・ララライ・ラライ〜、耳に残る。歌うのは難しそうだけど、ソロライブの定番になるかな。
そして晴れやかな「ハレルヤ」。ここまでくるとそろそろ終わりが見えて少し寂しくなる…
次にきたのがこれも定番、「冬の花」。
この歌で沼入りした人も多いと聞くけど、もしかして今回は無しかもなーとちょっと思ってた。会場が狭いし、花びらを降らせるのもなぁ…と勝手に懸念してたけど、バッチリ歌って花びらも降った!うまくコントロールされて、ステージ上とセンターの客席2列目ぐらいまでしか降らなかったよ。
ストーンズ風のメンバー横並びのお辞儀。
宮本さんの隣に須藤さんが並ぼうとした時、なんかわちゃわちゃして小林さんが割り込んできた(笑)
左から名越さん、豊夢さん、宮本さん、小林さん須藤さん。ちょうど並んだ順に左からヒゲが濃かった(オシャレヒゲね!)
全員が手を振りながらはけていき、もう終わり?なんて声が聞こえたけど、会場の照明が暗いままだったからまだ続くはず。手拍子しながら少し待ったら、あっという間にまた全員出てきたよ!
4度めの登場とアンコール
そして「夜明けのうた」、このツアーの中で最後を締めるならこの曲だろうなという大きな歌。
でっ、宮本さん…涙!
こらえて歌おうとするんだけどヒクヒクしちゃって、会場からは励ましの拍手。もらい泣きした人もいただろうなぁ。
それから今回一番のメッセージを言ってくれたんだけどさ…悔しいことにうろ覚えです!!断片で「いっぱい持って、ポケットに入りきらないかもしれないけど持っていってください」
って言ってたと思うんだけど、何を?感動?思いってことでいい?
宮本さーん、もう一回教えてー!
3列目メモ(※すべて思い込みという視点で見てください)
・目が合った?と思うこと多数。目が合うと時間が止まってポヤーン・・・ハッ!となっちゃうんだけど、実際は宮本さんは周辺をボンヤリ見てるから多分目は合っていない(悲)
・でも「風に吹かれて」の一節を目を合わせて歌ってくれた(と信じてる)
・にらめっこするみたいに目を見開いて、ほっぺを膨らませて前列の人を見てることは何度かあった(どういう意味ーー)
・曲の合間でステージが暗くなってる時、あおるように指差しもらった
・カッコイイー!と声がかかると、宮本さんはそっちを見ないけど口角がニコッと上がってた
さて私の「今、俺の行きたい場所」ツアーもこれから始まり。次は岐阜・金沢に行ってくるね!
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