私的花映塚風ドラム備忘録
こういう記事の書き出しがわかりません(二敗)
この記事は、東方花映塚のほとんどの曲で使用されている、いわゆる「花映塚ドラム」を手持ちの音源で再現した備忘録です。完全に自己流で、再現度よりも「それっぽさ」と「自分の好み」を優先しています。
また、筆者は永遠のDTM初心者であるため、用語に誤りがあったりおかしな表現をしている場合が多々あります。
それでも問題ない方はどうぞ先にお進みください。
あと死ぬほど文章が下手です。許せ。
この記事に向いている人
・SD-90/80/20を持っている人
・持ってないけど気合いで似せたい人
・とりあえずそれっぽい音(主にスネア)を使いたい人
・MIDIの基本的なCCを扱える人
・役に立たない記事でも怒らない人
この記事に向かない人
・既に花映塚ドラムを持っている人
・きちんとした手法で作りたい人
・スネア以外もきっちり再現したい人
・詳しい解説が欲しい人
・真面目ちゃん
はじめに
まず、この記事で完成するドラムがどのような音になるか、完成形をご紹介します。
こちらの2本の動画をご覧ください。
後者の方が新しい動画になります。前者、古すぎてちょっと恥ずかしい
今回は、この二つの動画で使用されているようなドラムを作っていきたいと思います。この段階で求めていたものと違うという方は、静かにブラウザバック(死語?)してくださいね。
使用ツール・音源
自分が使用しているソフトと音源です。
Domino
Logic X Pro
SD-90
SC-88Pro(以下ハチプロ)
もちろん、この全てを揃える必要はありません。僕はこういった環境でやっているよという紹介です。
再現にあたっては、
SD系音源(50不可)
SD系以外の音源(ハイハットが硬めの音のもの)
基本的なプラグインが入っているDAW
CC(コーラスやリバーブなど)をいじれるソフト(勿論DAWでも可)
以上があれば問題ありません。
SD系以外は、ある程度長くDTMを続けている方の大半がこの環境にあると思われます……が、どうなんだろう。ソフト音源を利用する方がほとんどでしょうから……CCとかいじったりしないんですかね、わかりません。
再現
早速、再現をしていきましょう。
各パラメーターについては、自身のお好みに合わせて適宜調整してくださいね。
打ち込みと音作り
まずは打ち込まないと話になりませんね。
ということで、お好みのリズムでドラムパートに打ち込んでいきます。 打ち込む前でも後でも構いませんので、ドラムの音作りをしてしまいましょう。
先述の通り、この再現では2種類の音源を使用しています。
ドラムの各音色ごとに使用する音源を大まかに振り分けると、
SD系……スネア、クラップ
その他音源(ここではハチプロ)……上記2つ以外のほぼ全部
といった風にパートわけをしていきます。(ここ、日本語が怪しいぞ)
異なる音源で複数のドラムを用意する方法は各自、自身の使用するソフトに従ってください。ここでは解説しません。
音作りをしましょう。
まず、SD系で使用する音色は "Enhanced 033 Amb.Jazz" です。
SD-20を使用している方は、"Solo 033 St.Jazz"でも代用可能です。正直二つの違いがよくわかっていません。
このパートのCCをちょっといじって、
Reverbを80、Chorusを20、Cutoffを45、Resonanceを3、Attack timeを-5
にしてあげましょう。
ハチプロも音作りをしてあげましょう。
使用する音色は、"88ProMap 003 STANDARD 3" です。この音を選んだ理由は特にありません。趣味です。もっと似た音色はおそらくあります。お手持ちの音源で探してください。
こちらもCCをいじってあげて、
Reverbを50、Chorusを30、Delayを5
にしてあげましょう。
今回はやっていませんが、バスドラムのDelayを多めにしてあげるともっとそれっぽくなるかもしれません。(そもそももっと重いバスドラムを使うべきというのは置いておいて)
打ち込みの際に、ベロシティにも気を使ってあげましょう。
ご存知の通り(?)、SD系の音色はベロシティの値による音色の変化が顕著なものが多いです。今回使用しているドラムもその通りです。
個人的な感覚ですが、ベロシティが80を下回ったあたりからふわふわしてもうよくわからなくなります。
よってスネアの打ち込みでは、基本ベロシティを110にします。
110を基準に、強弱をつけていきましょう。
SD系のドラムは(というかほとんどのドラムは)、クラップの上下に2つスネアが存在すると思います(38番と40番)。
基本的には40番(上の)を使用していきますが、音を強くしたい時や2種類の音で掛け合いっぽく打ち込みたい際には、38番(下の)を使用しましょう。
ハチプロの方は、特筆することはありません。僕は普段から基本のベロシティを100にしているので、そのままで打ち込みます。
いつもの東方風のように強弱をつけたりつけなかったりしてあげてください。
打ち込みと音色作りは終わりましたか?
これらが完了したならば、DAWで録音しプラグインを使った調整に入りましょう。ハード音源の電源は落としても構いません。おやすみなさい。
ちなみに、ここまでの工程ではこんな感じの音になります。これでも、なかなかいい感じですね。(ぶつ切りでごめんね)
録音をしよう
録音する際の注意点。他の方がどうやっているかは知りませんが、僕は基本的にドラムはパートまるまる録音してしまっています。
ですが今回は録音後、音色ごとに音をいじってあげる必要があるので、分割して録音します。
スネアのみ、ハイハットのみ、シンバルのみ……といった風に、それぞれ音色を録音しましょう。
録音ができたら、一つのサミングスタックにまとめてしまいます。サミングスタックとはLogicの機能で、簡単に説明すると中のものにプラグインをまとめてかけられるフォルダーです。
他のDAWをあまり触ったことがないのですが、類似の機能があると思いますので、適宜機能を使用しまとめてあげてください。無かったらどうにかしてください(無責任)。
音を整えよう 〜スネア〜
さっそく本命、スネアの音を整えていきます。
ここから先は筆者の環境に大きく依存するので、各自お手持ちのDAWでできる事をしていただけたらと思います。ごめんね。
正直なところ、プラグインの挿し方がよくわかっていないのでおかしな使い方をしています。完成形が良くなればいいや、のスタンスです。
とりあえずそんな勢いに任せて、EQをこんな形にしてあげましょう。
上から4段目にEQを置いてあげましょう。
続いて、EQの一つ上に
コンプレッサーをこのようにかけてあげましょう。音がおかしい気もしますが、問題ありません。後でなんとかなります。
気にせずどんどんいきましょう。エキサイターです。よくわかりません。
これは一番上におきます。現時点で、プラグインの順番が
エキサイター
なし
コンプレッサー
イコライザー
になっていると思われます。こうなっていれば、うまく伝えられたということなので僕が安心します。
次にいきましょう。
忘れていました。リミッターをかけてあげましょう。EQの真下です。なぜこのリミッターが挿してあるのかわかりません。誰か教えてください。
ここで、エキサイターとコンプレッサーの間に謎のプラグインが登場します。その名もSpeech Enhancerです。
このプラグインはLogicXでは隠されています。optionキーを押しながらプラグインを選択すると出てくる「レガシー」という隠し項目の中に入っていました。謎です。
実は、こいつのせいでこの記事を書く事を戸惑っていました。Logicで東方風をやっている人はほとんどいないので。
ただ、こいつを挿した途端に音が化けます。正直、他の工程は要らなかったと思うほどです。花映塚ドラム特有の、スカンと抜ける音に近くなります。
このプラグインはエンハンサーを使いたくて見つけたものなので、おそらく他のエンハンサープラグインで代用できると思います。いい抜け感が出るまでどうか頑張ってください。
最後、一番下にPhaserを挿してスネアは終わりです。お疲れ様でした。
音を整えよう 〜バスドラム〜
以降の音色はちょっといじる程度で、それぞれの使用する音源も異なりますので、音源に合った音作りをしてあげてください。ハチプロを使用している場合のものになります。
一番下に、コンプレッサーを挿します。
このコンプレッサーだけでは高域がかなりつよいので、これの下にEQを挿してあげます。
音を整えよう 〜その他〜
特にありません。適宜整えてあげてください。
本当はクラップの解説もしたかったですが、クラップはあまり似なかったので諦めました。
音を整えよう 〜仕上げ〜
先述のサミングスタックに、プラグインを挿していきます。
まず一番上に、コンプレッサーを挿します。
各々の音色でコンプレッサーをかけすぎかなと思うのですが、元々花映塚などのドラムはコンプレッサーがよくかかっている音色に聞こえます。なので、問題はないでしょう。問題がないと信じたいです。
EQをコンプレッサーの下にかけて、
お好みの味付けをしてあげれば、
擬似花映塚ドラムの完成です!!
あとは、通常のミックスと同じように曲と混ぜてあげてください。
解説は以上となります。かなり雑になってしまいました。
書きながら自身の知識不足を痛感したので、もっと頑張ります……DTM永遠にわからん……
最後に、以上の工程を終えたドラムパート単体を置いて締めたいと思います。
プラグインを挿す前と比べて、だいぶ花映塚ドラムに近づいたのではないでしょうか?
この再現音色はわりとお気に入りなので、どなたかのお役に立てれば光栄です。
それでは、お疲れ様でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?