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Niigata5分Techを立ち上げた話

モニクルAdventCalendarの17日目になります。
株式会社モニクルでコーポレートエンジニアをやっているyukyu2ndです。
今回は会社の業務とは関係ないのですが、会社の新潟メンバーと一緒に立ち上げたLT勉強会「Niigata5分Tech」の立ち上げ話について書こうと思います。


立ち上げ背景

そもそもなぜ新潟でLT勉強会を立ち上げたのかというところになりますが、コロナ過以前から、地元新潟で継続的に開催されるエンジニア勉強会が少なく、自分でそういったところに参加したい場合は首都圏や他の地方に行かないと参加できないという課題がありました。また、コロナ後はそれが顕著になりました。
私自身、今のキャリアについて考えたり行動するきっかけになったのがこういった勉強会コミュニティでしたので、こういったコミュニティへの恩返しができないかというのもありました。また、何とか新潟で気軽に参加できる勉強会がないかなという考えがありました。
最初はまだ自分で立ち上げるというよりは、新潟にそういった勉強会が無いかな~というくらいの想いでした。
※:勉強会が全くないわけではないですが、日程が合いづらかったり、参加のハードルを感じてしまったりするものもありました。勉強会の開催頻度もそれほど多くはありません。一部例を挙げますと、下記のような勉強会が新潟にはあります。


立ち上げのきっかけ

そんな状況で、勉強会を立ち上げるきっかけとなったのは弊社、株式会社モニクルが新潟にオフィスを構えた所に端を発します。

弊社がオフィスを構えているのが新潟駅直結のPLAKA3内にあるイノベーション施設NINNO3なのですが、NINNOに所属する企業で毎月行っている定例会での出会いがきっかけになりました。

私ともう一人の新潟メンバーが大学時代に同じ研究室に所属していたのですが、その時の研究室の先生と定例会で数年ぶりの再会を果たしました。
先生は、大学の職を退官し、新たな大学の立ち上げに関わられており、学部長をされているとのことで、何か一緒にできると面白いですねと話したのがきっかけとなり、勉強会を大学で実施したら面白いのではないか?と思い立ち上げを決めました。

また、新潟のエンジニアメンバーも色んな勉強会に参加したり運営したりしていたメンバーで、新潟での勉強会の少なさや、そういった場所の貴重さを身をもって感じているメンバーでしたので、一緒に立ち上げに関わってもらえることになりました。
私自身はこういったコミュニティの立ち上げ経験が無く、経験しているメンバーが運営にいるのは大変ありがたいです。

立ち上げるにあたり気を付けたこと

勉強会の立ち上げにあたっては下記の4点は特に気を付けて、基本方針にしようとメンバーで決めました。

1.ハードルはとにかく低く

こういった勉強会への参加にハードルを感じる人は少なからずいるだろうという肌感がメンバーにありました。私自身もその一人で、知らないコミュニティへの参加には勇気がいると思います。そのため、参加のしやすさには特に気を付けるようにしました。そのため、トーク内容も軽い話題を定めています。

2.なるべく定期的に継続して開催すること

これは1.とも関係ありますが、開催頻度が低いと、今回出れないけど、タイミングが合えば参加したいといった潜在的な参加者を取りこぼすことが考えられました。
こういったコミュニティは継続するうえで、多様な参加者がいることが持続可能性では重要な要因だと考えていました。
また、それを実現するために開催コストを最低限にして持続可能な勉強会のフォーマットを作るというのは当初からメンバー間でも考えていました。

3.幅広い技術に興味がある層にアプローチすること

今まで既存の新潟の勉強会ではエンジニア・デザイナーなどの社会人によるコミュニティは存在しますが、既存メンバーで参加者が固定化されるなどの課題もあったため、この部分も重要視しようと考えていました。

4.より多くの人にトークしてもらうために、LT(5分)にする

10~20分にすると、一回の勉強会で発表できる人が少なくなるというのがあります。また、発表するための準備も持ち時間が長ければ、それだけ発表者の負担にもなり、それがひいては参加へのハードルにつながるともなりえます。
また、これは運営メンバーからの助言でもあったのですが、こういった勉強会では必ずしも自分が興味のあるトークだけではなく、興味がない話題も当然でてくるだろうと。その中でも、5分と時間が区切られていれば、聴講している参加者もさほど苦もなく聞けるだろうというのがありました。

出来上がった勉強会フォーマット

Niigata5分Techフォーマット

  • 開催サイクル: できれば毎月やりたい なので開催コストは低く抑える

  • 勉強会の内容: Techに関する内容がちょっとでも入ってたら基本自由に5分間のLTを話してもらう

  • 対象者: エンジニア等に限らず、学生さんや教員の方など、技術に興味がある人はだれでもOK

  • 開催場所: 大学のオープンスペース など、対象者が参加しやすい場所。そして社会人もアクセスしやすい場所(新潟駅の近くです)

勉強会実現のために大学の関係者の皆様に様々なご協力をいただきました

上記のフォーマットで勉強会を実施するにあたり、大学関係者の皆様には本勉強会コミュニティの趣旨や取り組みに賛同いただき、勉強会開催の一番のハードルとなる会場をご提供いただけることとなりました。

今回は会場として新潟駅の近くにある開志専門職大学の情報学部がある米山キャンパスを使わせていただけることとなりました。この会場は、大きなスクリーンや配信などが可能な立派な設備や、きれいなオープンスペース、新潟ではなかなか無いFabLAB等があり、技術に興味がある人がワクワクするような会場となっており、ワイワイ好きなことを話す勉強会のイメージが湧いてきました。
また、大学での開催で、今後コミュニティに学生や教員の方が今後参加しやすくなるのではないかと思いますし、そこからコミュニティの裾野が広がっていくことを期待しています。

勉強会の#1、#2を終えての感想


#1の様子
初回にも関わらず11名の方にLTしていただけました。

初回の#1では初回にも関わらず、エンジニアや情シス、SIer営業の方にも登壇いただき、様々なネタでLTしていただき、バリエーションに富んだ勉強会になりました。
学生さんや教員の方にも参加いただき、活発に質問していただき、当初の目的を達成できそうな手ごたえを感じました。
具体的な内容は差し控えますが、許可もらえる社内の参加メンバーのネタだけ挙げますと
・キーボードのスイッチに関するLT
・全文検索エンジンに関するLT
・技術書典の裏側に関するLT
・Excelでドラクエ3を作った人のソースコード(エクセルファイル)のLT
などこれだけでも雑多なでも何話しても良いんだという雰囲気は伝わるかと思います。

今後について

今後は、現在のメンバーだけでは持続可能な運営は難しいので、新たな運営メンバーを募集しつつ継続的な活動を行っていきたいと思っています。
また、数回に1回くらいのペースで大学の先生方が講義では話せないようなトークをしていただく特別回なんかもできたら良いなと画策しております。

併せて2回開催して課題も見えてきました。当然のことなのですが、開始したばかりの勉強会で認知も進んではおらず、本来取り込みたかった様々なポジションの方(学生さんや教員の方)へのリーチが出来ていない点があります。参加したエンジニアもその層に向けての話をしたいと思って参加している人も多いため、何とかそういった層に刺さり、来たくなるようなコミュニティに育てていきたいと考えています。

#2での参加者

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