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きょうだい児のいろんな気持ち

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。

病気や障がいのある子どものことを「同胞」、その兄弟姉妹をひらがなで「きょうだい」あるいは「きょうだい児」ということがあります。

今日は、きょうだい児同士に集まってもらうイベントをおこなっていました。きょうだい児の立場の子どもたちに参加してもらいながら、オンラインで話をしていたんですね。

直に会って話すのとは違って、オンラインで子どもたちの声を聞くときに、難しいなあと思うことがいくつもあります。

例えば、声の大きさです。オンラインだと、子どもたちがマイクに語りかける向きによって、子どもたちの声が小さくなってしまうことがあります。すると、「え、もう一度言ってみて」なんて聞かないといけなくなっちゃいますね。

子どもたちが一生懸命考えてようやく発してくれた言葉であっても、オンラインで聞き取りづらくて、その言葉をもう一度聞き直さなくちゃいけない。そういう技術的な難しさをいまだに感じます。

そんな困難はありながらも心がけたいと思うのは、子どもたちの気持ちを言語化してみることです。彼らの中になんとなくある感情を言葉で表現させてあげる。そんな気持ちの言語化を手伝えたらなんて思っています。

そんな気持ちの言語化を通して、僕がきょうだい児たちに提供したいのは、同じきょうだい児という立場でも、いろんな気持ちがあるよね、という理解です。そして、そんないろんな気持ちがあっていいんだよ、という理解です。

今日は、きょうだい児のいろんな気持ち、というテーマでお話ししました。

だいじょうぶ、
まあ、なんとかなりますよ。

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