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小児科医がソーラーパネルについて思うこと

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医のしょーたです。

今日は、「小児科医がソーラーパネルについて思うこと」というテーマでお話ししたいと思います。

あなたは、ソーラパネルを使ったことはありますか?僕は小学生の頃に、ソーラー電池で車を走らせる実験をしたことがありました。太陽光のエネルギーを電気に変えられるってすごいなあ、なんて思ったものです。

そんなソーラーパネルが、最近では至る所で見られるようになりました。ソーラーパネルを使うにあたって、自治体からの補助金が利用できることもあります。だからこそ、街中だけでなく、山林でも、右を見ても左を見てもソーラーパネル、そんな地域もあるものです。

街中の光景はまだしも、山林のソーラーパネルの光景を見ると、「これが本当に正解なのか?」と思ってしまいます。

山林を切り開いて、まっさらな更地にして、そこに何を立てるかと思ったらソーラーシステム。「自然に良い」という謳い文句があっても、耳を疑ってしまいます。

木が切り倒されて土壌が弱くなってしまうし、自然の景観は損なわれるし、どんどん理想とは違う方向に日本が変わっていってしまうことを危惧します。

環境保全も考慮して導入しているはずなのに、環境破壊をしてしまう。その矛盾を子どもたちにどう説明していくのか。そんなことを考えます。

でもおそらく、失敗を責めることだけでは、子どもたちは誤った感覚を持ってしまいかねません。「間違ったらいけないんだ」、そんな風に間違いを許さない社会を感じさせるよりも、もっと違った視点で伝えられたらと思います。

「人には間違いはよくあるもので、その間違いからいかに修正するかが大切なんだよ」、そんなことが伝えられたら、子どもたちの心にも良いのかなあなんて思います。

今日は「小児科医がソーラーパネルについて思うこと」というテーマでお話ししました。

だいじょうぶ。
まあ、なんとかなりますよ。

湯浅正太
小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医。一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて:https://yukurite.jp/)代表理事。イーズファミリークリニック本八幡 院長。作家。著書に『みんなとおなじくできないよ』(日本図書センター)、『ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ』(メジカルビュー社)がある。

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