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アーサー・ランサムの世界へ

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子どもの頃から、イギリスの作家アーサー・ランサムが描く湖水地方などの冒険物語に心惹かれてきました。初めてランサムの本を読んだときから長い年月が経ち、もう一度その作品や世界について…
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#カメラのたのしみ方

ベビーイコンタが気になる① ローライフレックスとアーサー・ランサムを繋ぐカメラ

ベビーイコンタが気になる① ローライフレックスとアーサー・ランサムを繋ぐカメラ

子どもの頃から親しんできた、イギリスの作家アーサー・ランサムによる冒険物語『ツバメ号とアマゾン号」シリーズ。「ランサム・サーガ」と呼ばれる12冊の最後の一冊では、物語が書かれた1930-40年代のフォールディングカメラ(蛇腹カメラ)が大きな役割を果たします。以前にそのことを書きました。

私は昔のフィルムカメラが好きですが、使っているのはローライ35 と二眼レフのローライフレックス。フォールディン

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アーサー・ランサムとクラシックカメラ(2)蛇腹の世界

アーサー・ランサムとクラシックカメラ(2)蛇腹の世界

この記事は、下記「アーサー・ランサムとクラシックカメラ、そして思わぬ発見」の続きです。

イギリス湖水地方などを舞台にした子供たちの冒険物語で知られる、作家のアーサー・ランサム。発行されたシリーズ全12巻の最後となる作品で重要な役割を果たすのが、カメラです。昔からのランサム・ファンで、ローライなどのフィルムカメラ好きでもある自分が、素人なりにランサムの作品とカメラについて調べるうちに偶然翻訳の間違

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アーサー・ランサムとクラシックカメラ、そして思わぬ発見

アーサー・ランサムとクラシックカメラ、そして思わぬ発見

Audible(オーディブル)で少しずつ聴いていた、イギリスの児童文学者アーサー・ランサムの『Great Northern?』(日本語版の題は「シロクマ号となぞの鳥」)。ようやく最後まで行き着きました。途中少し間が空くこともあったりして、朗読で10時間ほどの作品に3か月ほどかかりました。

子供の頃に岩波書店の分厚いハードカバー版を何度も読んでいるはずですが、やはり内容は忘れるものですね。英語が聞

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