#06 彼女のスイッチ
初めての出逢いを終えて
帰りのDMのやり取りは、大満足と受け取れる内容だった。
ネット経由で出会った事がある人ならわかると思うが、どんなに盛り上がってようが百聞は一見にしかずということ普通にある。
正直、ここまで気に入ってくれるとは予想以上だった。
ここで触れてくれているが、最初から緊張もなく楽しく話せていた。
スムーズに手を繋ぐのも自然だった。
彼女と気がつけば一晩でこれだけの感想を送りあっていた。
手にもキスマにも一つ一つ、彼女の眠っていた細胞に刻み込まれていった様だった。
事実、彼女は早々に病みつきになり、僕は自分でも気がつかない内に病みつきになっていた。
翌日の夜も余韻が…
一日経った土曜日も勢いは収まらず、余韻が彼女の身体を駆け巡っていた様で、熟睡から目覚めると奥に残った感覚を楽しんでいた。
この奥は彼女を激しく深く狂わせるのに、充分な感覚を持っていた。
その刺激は僕と彼女が求める最高の感覚だったと言えた。
初回からこの互いの相性の良さに加え
性格も二人して終始笑顔で、一度で終わることない長くなる予感がしていた。
七話へ続く