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六年前も、八年先も。

今に満足しているのに、いつも過去は美しいから困ってしまう
数年前に見た数年前はもっと綺麗だった

数年後、同じことを言うだろう。

これから必死に生きるほど、生活に適応するほどに
私の目指す姿からは遠ざかってしまうのに

それでいいんだ、って思ってしまう
他人も世間もそう言うから。

面白いってはしゃぐほど楽しむことができなくて
辛いって叫ぶほど苦しむこともできないのだ。

まっすぐに見つめるほど自分は強くないのに
見ないふりをできるほど自分は強くないから。

抗うことも認めることもできない
時の流れも止められない

だから、歩き続けているみたいに見えるんだ。
あのとき見上げた「おとな」みたいに

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Fog
もっといろんな環境を知りたい。