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寝息をたてて[200]

君にはなんでも話せるんだ。
明日には忘れてしまうから。

君にはなんでも話せるんだ。
けして非難なんてしないから。

君にはなんでも話せるんだ。
だって、君に友達はいないから。

君はもういないから。


君が頷く夢をみた。
僕の話を聞いて、すやすやと眠りに落ちていく。


二度と起きない君の寝顔は
乱れた栗色の髪の毛は

ぼやけて歪んで
いつかの瞳の奥まで

もっといろんな環境を知りたい!!