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褒めたら損するなんて思ってない。

褒められないのは納得できないから。
何も知らないで手放しに「いいね」って言えないから。

真実かどうか、主観かどうかもわからないまま、他人が「すごい」と言っているから「すごい」と口に出すのは気が向かない。空気を読むために口先だけ動かすなんてつまんない。

次の瞬間「すごくない」って手のひらを返すスピードについていけない。何が「相応」で何が「傑出」かわからない。だけど、ただ、あなたに向き合ってみたい。

あなたを素敵だと思ったとき、私にそう言わせてほしい。
あなたが素敵だと思うとき、誰かにそう告げてほしい。

過去との比較でもなく、世間との比較でもなく、同世代との比較でもなく、
私との比較でもなく、経験との比較でもなく、普段との比較でもなく、
ただ私の感動を、憧憬を、慕情を、慈愛を、型にはめないでほしい。

タイミングが違う。きっかけが違う。大切なものが違う。それだけ。
突き動かされるものも、揺れ動くものも、誰もが一緒と思わないで。

あなたの、今日の一瞬に、胸を打たれた。
あなたの、今日の一瞬には、感心できなかった。

あなたを知れば知るほどに、好きなところが見える。
どんな相手も、いつか好きになっていく。

私の好みの一面も、好みじゃない一面も見える。
私の感じ方も、考え方も、日々移り変わっていく。

それでも、私はあなたを愛している。
「素敵な人」と結論づけている。

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Fog
もっといろんな環境を知りたい。